ノーザンの圧倒
一瞬自爆したのかと勘違いした、ノーザン艦隊に、大容量の光の束が襲い掛かった。
ステーションの巨大な壁の一部から大容量の光線がほとばしる
前面にいた、1隻の巡洋艦が一瞬にして、蒸発した。続いて、周りにいた、巡洋艦が爆発する。
「何が起こった。」
カルガッタは叫んでいた。
「敵ステーションのビーム攻撃です。重巡洋艦パルレモ、巡洋艦8隻撃沈されました。他に被害艦
数は10ほど、艦載機は30機ほどが破壊された模様。」
「敵、機動歩兵30機突入してきます。」
「おのれ、よくもボストン博士を」
青い風と呼ばれた、傭兵ナンバー5番のハボックは、たまたま、宇宙港にいた。
そこへ、ノーザンの攻撃をうけ、近くにいた、部隊とともに、戦闘に駆けつけてきた。
近くにいた、傷ついた重巡にレーザーを叩き込む。
爆発する。
次の一隻。
最初は簡単に突入できた。
しかし、相手は歴戦のノーザンの侵略部隊2軍だった。
「敵、機動歩兵に艦載機をあてよ。巡洋艦の主砲レンジに追い込め。」
カルガッタは的確に指示を出す。
「第二機動部隊、および第算機動部隊はステーション攻撃。」
歴戦の2軍は立ち直るのも早かった。
包み込まれて、次々に艦砲の餌食になって蒸発する。
「おのれ」
ハボックは艦載機と勝負している最中に戦艦からのビームの直撃を受けて、蒸発した。
ステーションが敵艦隊の主砲の攻撃を受けて激震が走る
「第3ブロック壊滅。」
「第25、26、27ブロック壊滅」
「主砲発射、不可能」
次々に被害が明らかになる。
「SOSを全世界に流せ、我ノーザンの侵略攻撃を受けるだ。
ようし、ここまでだ。降伏する。」
ライクはあきらめて言った。