ステーションの反撃
「何」
「距離1万、100隻くらいいます。」
「何だと、どこの船だ。」
「ノーザンの艦隊です。」
「何だと100隻以上の艦がワープアウトだと。」
「旗艦敵は第二軍と思われます。旗艦ノーザン確認しました。」
「戦艦10、空母10重巡洋艦20巡洋艦60フリゲート艦20です。」
「ノーザン部隊艦載機発進しています。こちらの呼びかけに答えません。」
「直ちに本部に報告、」
「どうしますか。」
「止む終えん、戦闘配置。ステーション内にいる全機動歩兵出撃。主砲発射用意」
ライクは命じた。
「しかし、評議会の承認がありませんが、」
「ボストン博士を暗殺したんだ。平和目的はあるまい。」
「敵から通信です。降伏せよ。さもなければ攻撃するです。」
ミチルが叫ぶ。
「全宇宙に散らばっている全傭兵部隊に連絡。ノーザンの強襲を受けるだ。」
「ECMが強くて難しいです。」
「連絡用のミサイルを発射、および緊急の連絡を」
すさまじい、ECMをノーザン艦隊は発していたが、フレクスにはいくつかの備えがあった。
艦隊はステーションに正対する形で対峙していた。
艦載機は次々にフレクス地上に向かって降りていった。
[主砲、発射準備完了」
「よし、敵艦隊に向けて発射」
次の瞬間ステーションは光った。