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私のヴァンパイア  作者: ぺんぺん
1/1

最初の夜



はじめまして。


私の名前は渡辺わたなべ 梨香りか


17歳。高校2年生です。

不登校です。


彼氏?いません。

彼氏いない歴=年齢です。


最近の出来事は…



ヴァンパイアと…




---3日前の夜---




「もう…何もかもどうでも良い。」



両親は私が不登校になっても何も言わない。

興味がないみたい。

上辺だけの友達付き合いもうんざり。



この世界に未練はない。



ずっと虐められてきた。

親も先生も友達も誰も助けてくれない。




誰にも言えない心の傷。




辛いだけの日常に終止符を。

そう思って自宅マンションの屋上に来た。



「ここから飛び降りたら一瞬で…」



フェンス越しにぼんやりと下を眺める。



これから死ぬんだ…私

「最後くらい何か良いこと起きないかな…」



…なんて

起こるはずないか。



期待もしてないけど




「何してるの?」




低い男の人の声に驚いて振り向くと

月明かりに照らされた黒髪の男の人が立っていた



「…関係ないでしょ。放っておいて」



誰なの。この人…!少しこわいよ。



「関係あるよ」



冷たく突き放したのに何なの…?



「それに泣いてる人を放っておけないしね?」



泣いて…ない。




「…どうして、泣いてると思うの?」




「悲しい顔してるから」



誰にも気付いて貰えなかった事を

気付いて貰えて少し嬉しいかも…



「あんたは?こんなところで何してるの?」




「探してた。」




少しずつ近付いてくる男の人。



しっかりとした鼻筋



パッチリとした目



長いまつげ



小さい顔



そして…




「綺麗な赤い瞳…」




待って、今声に出ちゃってた!?



「知ってる。」


見下すような顔で少し笑った男の人



私のヴァンパイア

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