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読んでいただく必要はありません。

この設定を元に、物語を書きました。

後で肉付けした部分も多い為、全て書いてある訳ではありません。

魔術関係の考察もほとんど省いています。

何かの参考になればと思い、最後に一応投稿します。

メモ書きの様な物なので、色々と誤字はあると思います。


―――――――――――――――――――――――――


世界観

20世紀前半、量子物理学以前の世界観を元にしている。

宇宙全体が魔素に満たされており、物理的に思考力が存在する世界である。

この世界の元素に放射性同位体(放射能)は存在しない。

陽子や中性子に相当する物質は数種類の魔素素粒子の集合体であり、元素合成は地球世界より比較的簡単である。

ウラン以上の原子量を持つ元素は、この世界では不安定で存在できない。

それ以下の物質でも常温低圧で不安定な元素の崩壊が発生し、その時には微量の放射線と非常に高温高濃度の自由魔素を少し出す。

人間は現在、鉛までの元素を作り出せるが、金を作っても全くコストに合わない。

地球と比べ酸化還元反応は鈍く、元素の性質も異なる。


エネルギーが速度の二乗と比例しない世界である。

魔素の海に満たされている為、減衰が激しい。

魔術で重力を操れ、空気中での速度の減衰が激しいので、人にとって、単純な質量兵器はそれほどの脅威ではない。

地球と比べ酸化還元反応は鈍く、元素や化合物の性質も異なる。

音楽も、人が心地よいと感じるメロディーも微妙に異なる。

電磁波の性質も異なる。

重力も相互作用ではない。


宇宙全体の大きさは、地球のある世界と比べると1億光年程と小さく、膨張もしておらず安定している。

ただ、球状表面を這う虫のように、物質は宇宙から脱出できず、宇宙の果てはない。

管理者がシステムを通じて運営しており、目的は超越者の繁殖。

魂システムがあり、転生を繰り返すが、現世の記憶には残らない。

魂の寿命は容量により決まるが、最低でも1000年以上。

肉体死亡時に成熟した魂が変化し、超越者になれる場合がわずかにある。

生きたままでも可能性はあるが、過去には例はほぼ無い。

異世界を渡る魂もあるが、それは偶然の産物で特別な力は持っていない。

管理者が直接関与する行為は神の奇跡とされる。



恒星ピア

普通に太陽とも呼ぶ。

周期的に魔素を吸収し、元素合成し、ウラニウムまでのあらゆる物質を吐きだす物質の工場。一般には、大地の源であると考えられている。

実際は、システムが恒星や惑星を意志付けしているので事実ではない。


惑星ルミネシア

大きさは地球より少し大きい程度、球状に近いラグビーボール状をしている。

衛星、つまり月はない。

星も意志を持っていると一部では考えられている。

陸と海の比率は7対3で地球とは正反対。

海の面積が少ないので大陸は、一つにつながっている言っていい。

極地に行くほど自由魔素が濃く、魔獣が強くなり。陸地の3分の2くらいは人の勢力圏外である。

気温は比較的温暖で、赤道付近での最高気温35度ほど、極地での最低気温でもマイナス20度ほどである。

極地には、恒星から降り注いだ鉱物が多量にある為、地面を深く掘り返す事は無い。

この世界に資源問題はほぼ無い。

文化技術水準は地域によって多少異なるが、人間族の国は地球の20世紀前半程度はある。

工業力は、思考力や魔素使用制限の影響で、大量生産、大量消費が成り立たない。

品質が一定な製品を多量に作れないので、大量生産品は粗悪品に近い。。

その代わり、中小規模な工場が点在し、魔術機械を使って、そこそこな量の生産力はある。

有用な、生産系ギフト持ちが多い為、職人も多い。

文化面では、ラジオ放送があり、図書館、美術館、劇場、魔術による立体映画館やスポーツ施設やクラブチームもある。

古くから簡易の上下水道が整備され、家庭用の冷蔵庫、洗浄魔術洗濯機、魔素に加熱の特性を持たしたプロパンガスの様な物まである。

さらに現在の地球と比べても、魔術の影響で遥かに進んだ技術もある。

農業、林業、水産業は、地球とは比べ物にならない程、恵まれている。

過去に飢饉などほとんどなく、餓死者は、特殊な場合以外いない。

遺伝的に、太る事が難しいほどである。


ガレア地方

赤道から北にひろがる、平坦で温暖で生命が豊富な地域で最低気温が10度を下回る日はない。

地球でいう中国人民共和国から中東諸国を含めた程度の範囲くらい。


神聖リリアンヌ教国

人間族の国の中でも最も豊かな国の一つである中原の大国。

大きさは300万平方キロメートル。

南側を中海に面している。

国土の8割が平地で、人口約2000万人

人間族が8割、残り2割が獣人族

国の中央部は大規模な穀倉地帯であり、海沿いには稲のような作物を栽培する地域もある。獣人族は国民となっても、上級公務員には就けない、選挙権がない等の制限がある。

民主主義国家だが、印象としては社会主義に近い。

10年以上国や町に住んでいて100歳以上の人間族だけで人民院議員を決める。

5年に一度の選挙だが、最近は信任投票になることも多い。

最高機関であり予算を決め、国法を決定する人民院、治安軍務等を管轄する貴族院、行政組織である公務院に分かれている。最高権力者は人民院議長だが、あくまでも、合議制である。

貴族院と公務院は実質、人民院の下部機関である。

独立組織として裁判所、中央銀行、商取引管理委員会などがある。

それぞれの最高責任者になるには人民院の承認が必要である。

子供の誕生日を祝い、プレゼントを贈る習慣がある。

学習制度は、3~4歳が幼年学校、5~7歳が初等部、8~10歳が中等部でここまでが義務教育とされ、10歳の時にギフトを知る神託を受けて一般高等部か専門職の学校を決める。

15歳で成人を迎え就職か大学等への進学かを決める。

15歳までなら人間族は教育費は一切掛からない。

また、大人用の学校も多く、仕事を辞めたり続けながら学校に通ってる人も多くいる。

著作物の有効期間は100年で、切れた後も作者が生きている間は作品の価値を落とす行為は禁止される。

ただし、著作権者が許せば別である。


ネピス共和国

人間族の国でバラエティに富む国

ガレア地方にある三大人間族の国の一つ。

三か国の中では最大の面積を誇るが、北にある魔の森からの被害も大きい。

人口約3000万人だが獣人族の割合が5割弱。

神聖リリアンヌ教国の西隣に位置する。


リンダ連合市国

ガレア地方にある三大人間族の国の一つ

神聖リリアンヌ教国の東隣に位置する

人口約1200万人

人間族が8割、残り2割が獣人族

都市一つ一つが独自の政治や法をもつ都市国家群

国家としての大まかな方針を決める代表議会が防衛や外交を受け持つ。


ネオジャンヌ

赤茶けた高い擁壁に守られた神聖リリアンヌ教国の首都で直径20km程度の大きさ。

人口約80万人、もっとも裕福な人間族が住む都市。

行政、最高位の学術がメインの計画都市である。

神聖リリアンヌ教国では、都市内の土地の所有は認められていない。

人間族が9割、残り1割が獣人族でほとんどが、出稼ぎ労働者である。

15歳以下の人間族の子供の数は一万人以下。

多くの子供が、子育て専用の町や学術都市に住んでいるためである。

大型魔動車が町のメイン移動手段で、計画都市の為、道路は広く整備されている。


聖マリアネア教会

主人公が生活する孤児院の併設されている首都でも有数の教会。

ミリア教の一派で代表的な教会。

聖女マリアネアが開設した。

一神教だが聖女信仰も認めている。

獣人族の信者も多く、孤児院には、獣人の孤児が多い。


クスノキ学院

怪我等で記憶に障害を持った人たちが通う特殊学校。

医療機関が併設されている。

生徒が少人数で年齢も様々な上にそれぞれに合ったカリキュラムが組める。

ヨシトが10歳まで通っていた。


クロベ財団

ヨシトの未成年時の著作権関係を管理する財団。

獣人の子供たち対する奨学金を始める。


交易都市ミランダ

ネオジャンヌから南に1000km離れた中海に面する港町

人口1万2千人

海産物や海水浴等のマリンスポーツが盛んな観光地

パイ包み焼きとフライが名物

漁師が多くて活気のある町で、年に一度、9月に祭りが開かれ、それは海の恵みに感謝をささげる伝統ある行事で勇壮である


マキシム医術専門院

完全に現場向け、一級回復師を養成する学院。

最大の特徴は実地研修に力をいれている事。

獣人族の優秀な生徒を多く受け入れており獣人族の体についての医学を学べる。

一級回復師国家試験の合格率も極めて高い。

人間族には不人気で二流大学院と思われている。

獣人族が生徒の過半数を超え、彼らにとっては最難関の大学院。

主人公入学の5年前に研修先で魔獣に襲われ死亡事故を起こしている。

地球のヨーロッパの石の城に似ており、中は3階建ての構造になっており、敷地の大きさは、一辺が400mほどで総合大学院などと比べると小さいが、学生は500人もいない。

卒業は完全単位制で、早い人で2年で卒業できる。


ミリア教国

リリアンヌ教国より北にある友好国

面積は4万平方キロメートル

面積は、九州より少し小さい程度

北部は高い山脈

人口120万人

宗教国家、

観光と工芸美術が主産業


プレトリア

ミリア教国の首都、ネオジャンヌから北に800km程

大きさは、5km四方

正方形を斜めにしたひし形

人口3万人


要塞都市ゴルゴダ

物語で重要な位置を占める古い町。

神聖リリアンヌ教国の北西の外れにあり、北にある魔の森と言われる密林からの魔物の襲撃と、北西に隣接する獣人の国からの攻撃を防ぐ軍事拠点。

150年ほど前からは戦争らしきものはない。

それでも、魔物の襲撃を防ぐ壁としては機能し続けており、今も500人ほどの軍人が駐留している。

1000年以上も他国の侵略や魔獣の攻撃を防いできた。

過去に一度も陥落した事が無く『リリアンヌの盾』と呼ばれている。

大きさが10km四方の正方形に近い形をしており、魔素ラインの上に立てられている。

魔素ラインから集めた自由魔素を擁壁内に溜めておけ、圧倒的な魔素蓄積量を誇り、外敵からの攻撃に対して軍事用魔術兵器で迎撃する。

魔素ラインは実は断層であるので地震が度々発生し、町の建物はほとんどが平屋である。

最近は有名な温泉地としても知られていて、観光産業がメインの町である。

町には精霊族のコミュニティがあり300人ほどが暮らしている。

そこには研究所が多く建ち並び、地下研究所はかつての強化実験施設の跡地。

人口は、軍人を含めても5000人足らず。

戦争が盛んな時期には10万人以上が暮らしていた。


カプロス帝国

神聖リリアンヌ教国の北西に隣接するある獣人の国

200年ほど前まで人間族と戦争をしていた

間には緩衝地帯がある。


ナイーラ村

ネオジャンヌより南南西に950kmほど行った中海に面する小さな漁村

1000人ほどの人口

70km程北西に港町ルビナスがある。


ミルルク

ネピス共和国の北部にある魔の森の南に隣接する大きな開拓村


―――――――――――――――――――――――――


魔術関係


魔素(マソ)、または思考素(シコウソ)

人間族や精霊族は思考素とも呼ぶ。

思考力によって操れ、性質を変える、この世界に満ちている不思議元素。

この世界のエネルギー減衰が激しいのは、これが存在する為である。

減衰は、地球の2-20倍程と設定する。

エネルギー格差や魔素密度が大きい程、減衰が激しく魔素にエネルギーを吸収される。

全ての物質の源であり、魔術の素、エネルギーの素でもある。

電池のように物質に蓄えることも出来る。

自然界にあるものは、天然魔素とよばれ安定しており、物質はほとんど魔素の影響をうけている。

これが意志力に反応を起こすと様々な現象を引き起こす。

意志ある生物は魔素に意志付け出来、自分である程度自由に扱えるようになる。

ちなみに、物質と結びついていない物は自由魔素と呼ばれ、人とは親和性が低い。

自由魔素は管理者用に調整されている。

天然魔素の物質ごとの特長は物質の3態に大きく関係する。

具体的な性質を以下に表す。


人との親和性

気体>液体>固体>自由魔素

魔素の意志付け保持時間

固体>液体>気体>自由魔素


自由魔素は、ある種の金属に多量に蓄積できる。

魔黄白金が有名である。

魔石もあり、地球での電池のように使われる。

自由魔素は、魔術機械や個人が使う事が出来る一日当たりの使用制限がほとんどない。

また自由魔素を呼吸や食事で体内取り込むと、強固に志向性を持つようになり、他者には極めて扱いにくくなる。

これを身体魔素、又は魔力などと呼ぶ。

人間族や精霊族は魔蔵で身体魔素を形作る事が出来る。

これを魔力体と呼ぶ。



思考波、思念波、思考念波

いずれも、思考力を伝える物。

人が操れるのは、この3種。

それぞれ、意志力を伝える力、距離、性質が違う。


思考波は、こちらの意志を一方的に伝える物で伝える力(情報量)も少ない

指向性や収束性に優れている。

意志付けも難しく、操作など当然出来ない。

固体も通過できない。

液体もほとんど通過出来ない。

ただ、距離は長く伝わり、減衰も少なく、熟練者で1000kmも伝えられる。

ヨシトは1500km。

移送魔術や銅線を使った伝報(電報)に使われる。

ちなみに、音話(電話)機は魔導電磁波を銅線ネットワークで伝えている物で、別物である。

交換機は存在せず最大で300kmほどの距離を話せる。


思念波は、一般的に魔術に使われる物で、双方向の情報伝達が可能である。

物伝える力(情報量)も多く、制御すれば固体さえ通過できる。

熟練者で固体通過距離は最大100mほど。

距離は、通常100mで熟練者は方向性を持たせて1kmほど操れる。

ヨシトは1、5km。

距離による減衰も激しい。


思考念波は、扱いが難しく才能が無ければ一生扱えない。

そもそも感知すら出来ない。

自由魔素との親和性が高い人が、繊細な術式を組む必要があるので、使い手は、世界に100人もいない。

距離は通常500mから1kmほどでヨシトは最大10km。

自由魔素のみを媒介にしており、これを使った魔術は、魔力消費が10分の1程度。

双方向に意志疎通出来、最大の特徴は物質を減衰なく透過出来る事。

固体通過する術式を組む思念波とは根本的に違う。


魔術

意志付けした魔素を変化操作してさまざまな現象をおこす技。

脳内の魔力野と呼ばれる魔術専門の領域や、魔蔵を持つ生物が使用できるとされる。

魔素は三次元であるこの世界では、地球での基本相互作用にあたる四つの力(重力、電磁力、魔素力、強い力)に対して作用し、時間や空間は基本扱えない。

地球と違い、基本相互作用の弱い力は存在しない。

重力は相互作用ではなく、物体ごとの質量により力が規定され、固有の重力圏をもつ。

強い力(この場合原子核の力)を扱うのは難しい。

魔素そのものが変化、あるいはエネルギーを媒介する。

魔術刻印は、強固に意志付けされた魔術陣の一種である。

魔術陣は、一種の魔術回路という設定。

人間族や精霊族は、通常は数種類の魔術を行使出来る。

加熱、冷却魔術、重力を操る魔術は比較的簡単。

魔術の良し悪しは、魔素を意思付け出来る範囲と量と速度、操作範囲と強度と緻密さ、どのような変化が起こせるか、その量とその正確さ等の要素があり、より強力な魔術を使うためには努力が必要。

この世界の意志有るものは、ほぼすべて魔術が使えるが、変化操作については得意分野があり知識習得や使いこなすまでに時間がかかり、魔素への意思付けに関しては才能の差が大きい。

ちなみに獣人族は取り込んだ魔素が細胞組織等と結びつき魔素結合を起こすため、体が頑丈になるが自分の意思で扱える身体魔素は少なくなる。

この自由に扱える身体魔素の量が魔力量あるいは最大魔力値と言われている。

魔力量が多い個体ほど長寿だと言われている。

これは魔力量が多い人は思考力により生きる力がより強くなるためであり、経験則により知られている。


思考紋(しこうもん) 思紋(しもん)

魔素を意志付け物質に表れるのが思紋、魔術を行使した場合に表れるのが思考紋と呼ばれる。

魔素が物体に残す波紋の様なもので上書き出来る。

思紋は物質内にある魔素に残る指紋のようなもの。

思考紋は魔術行使の後に残る魔術構築の跡のようなもの。

特に思考紋は個人や魔術を特定でき、解析する事で未知の魔術を再現でき、上書きしない限り一月くらいは残る。



ギフト

女神からの贈り物と呼ばれる奇跡の一つ。

三種族であれば誰でも一つは持っているもので、先天的スキルとも言われる。

だが、スキルとは全く違い、管理者の力の超劣化コピー。

魔術や技のようなもので、意識さえすれば、何の努力もなしに一定の力を使える。

この世界にある、唯一の魔法と言っても良い。

一生、その威力は変わらないという設定。

最大の利点は自分の魔力を使わないこと。

大気中や地中に存在している天然魔素を使用するため、一般には神々の力の一種と考えられている。

欠点は、天然魔素を魔術に変換する効率(威力)や天然魔素の一日当たりの使用量(仕事量)の上限値がほとんどの場合、死ぬまで変化しないため、本人の努力でアレンジは出来ても、鍛えて強化することは出来ないとされ、個人の持つギフトごとに一日当たりの天然魔素の使用量が決まっているため無限に使えるわけではない。

同じ種類のギフトでも先に述べた天然魔素の変換効率や使用量にも、また個人によって、随分と差が出る場合がある。

例えば同じ『火魔術』のギフトでも、火力やのべ熱量は100倍程度は違う。

人間族は回復系、獣人族は戦闘系が多いとされる。

生まれつき2つ持っている人はまれで、三つ以上持って生まれた人は過去に誰もいない。

というかシステム上不可能なので、奇跡でもない限りありえない。

ダブルギフトを持つ割合は精霊族で5000人に一人、人間族で一万人に一人、獣人族では十万人に一人で、過去にダブルギフトを持った人は、ギフトごとに平均の約4倍、つまりのべ8倍近くの天然魔素使用量がある。

一般的には、獣人族では5歳、人間族、精霊族では10歳の時に教会で神託を受けて、『枷(かせ)』をはずして使えるようにするが、実は生まれつき決まっていて、神託を受けなくてもある程度の年になると、自然に『枷』がはずれて使えるようになる。

また、神託の代わりに保護者が成人の儀を行い『枷』をはずす地域もある。

ギフトが何になるかは、生まれ出る時に、魂の欲するところを参考にした結構ランダムなプログラムによって機械的に実行されていて、その威力や容量は魂の質量や存在情報によって決まるという裏設定有り。


後天的スキル

世界、つまりシステムに認められた技や魔術の事である。

魔術や技を究めると意識するだけで使えるようになり、消費魔力が半分から十分の一程度で使用できるようになる。

こういった場合一般的に後天的スキル、または単にスキルと呼ぶ。

消費魔力の軽減量は、個人の持つ魔素との親和性で決まるとされる。

たまに、何の脈略もなく身に付く場合もある。

後者の場合、心からスキル習得を望むことが必要とされる。

そのためか、女神様に好かれている人が覚えやすいと考えられている。

実際は希望者の中から、その能力に応じてランダムに決まる。

人間族や精霊族の年長者や熟練者は、100個以上持つ者もたくさんいる。


レア魔術、レアレギフト、レアスキル

魔素を多量に消費したり、コントロールが難しかったりして発動が困難な魔術をこう呼び、優秀でないと使いこなせない魔術をレア魔術、ギフトやスキルの中でもめったにお目にかからない物をそれぞれレアレギフト、レアスキルと呼ぶ。

レアギフトは有用なものが多い。

似たような効果を持つ劣化版魔術も存在するが、同系統であってもそれは違うもの。

ギフトと魔術は全くの別物であると考えていい。

魔術を極めるには、生まれ持った才能が必要だったり、長い時間がかかる場合が多く、レアスキルを使える人は特に優秀とされる。

レアギフトは有用なものが多く、人生が大きく変わる。


オリジナルスキル、オリジナルギフト

魔術や技には存在しないとされているスキルやギフト。

一般に知られていない魔術をこう呼ぶ場合もある。

普通の魔術やスキルから派生したものもオリジナルスキルと呼ぶ。

種族固有のスキルなどもこれに当たる。

一般的なギフトが派生して特別な効果を出す場合もオリジナルギフトと呼ぶ。

玉石混交で、微妙なものも多い。

後天的スキルによって、突然手に入る場合が多い。


加護

女神の加護と呼ばれている奇跡の一つ。

理知性をもつ生物にのみ与えられ、身体力、魔力、幸運、思考力が5から30パーセント上昇するとされている。

個人差や種族差があり、人間族が加護力が最も強いとされている。

ぶっちゃけ管理者の理知的で論理的な人物が好きという意志が、世界を満たす魔素やシステムを通じて事象に影響を及ぼしているため起こるという身も蓋もない設定。


神託

人を含めた魔力を持つ多くの生物は、幼少期に外敵から身を隠したり、自らの魔術で傷つけないため、『枷(かせ)』をはめて生まれてくる。

魔力が成長、安定すると自然にはずれが、これでは、社会生活を営む上で、いろいろと都合が悪い。そのため、魔力がある程度安定したら、他者が強制的にはずしてやる。

一般的には、獣人族では5歳、人間族、精霊族では10歳の時に教会や保護者が行う儀式を神託とか成人の儀という。

これによる効果は、

1、世界に満ち溢れる魔素を感じるようになる。

2、魔術が使えるようになる。

3、子供が作れるようになる。

4、枷がはずれていると大人たちから認識され、ある程度一人前扱いされる。

5、ギフトを自分で認識し使えるようになる。

以上が代表的であり、特に最後の物は、そのギフトにより人生が変わる場合が多くある。

神託は、本人と保護者とシスター以上の教会関係だけで魔術陣をかたどった白銀の円形盤の上で行う。

魔術陣上にはギフト名が浮かび上がる。

2000年程前に、『託宣』ギフト持ちにより、儀式が考案されたという裏設定あり。


―――――――――――――――――――――――――


三大人種について

獣人族や人間族は地球人類との外見の差がほとんどない。

頭のパーツ、腕、指、足等の体の形や数は一致している。

ただ、人間族は目が大きめで髪や瞳の色がカラフルであり日本のアニメに出てくる人物と印象が似ている。

ただし中身や生理機能はかなり違う。

人間族は地球人類より記憶力が良く、感情の起伏が少なめで、想像力は劣る。

獣人族は、天才といわれる人が稀有な事以外は地球人類と表向きは、そう変わらない。

これは、魔力野と呼ばれる魔術を使う脳の部分がある為、システムの影響により、そのように進化した。


獣人族

体が頑丈な魔力の少ない、獣の特徴を持った人間。

とはいっても、それほど見た目に種族差は無い。

体の大きさに男女差は無いが、魔力量は子供を産むためか、女性の方が少し多い。

50種類ほどの獣人種が確認されているが、両親の獣種が必ずしも引き継がれないため、獣族間の差別も少なく、そこそこまとまって暮らしている。

寿命は最大で120年ほど、性格も体の仕組みも地球人類に近い。

加護の影響の為か若い時代が長いとはいえ、徐々に老化していく。

地球人類の年齢-30歳ぐらいだと思えばいい。

総人口は4億人ほどで、貧富の差が激しい。

多種多様な職業に付き、傭兵や冒険者をしたり、人間族の町に出稼ぎに行ったりして世界中にばらけている。

妊娠期間は三カ月で第二次成長まで終わるのが3歳くらい、5歳になる頃には多少の種族差はあるが、見た目は大人とほとんど変わらない。

最近の研究で、子供に両親いずれかの獣種が引き継がれる確率は50%であり両親とも同じ獣種の場合75%であることが分かったばかり。


精霊族 (獣人たちは魔人族と呼ぶ)

魔力量が多く、魔術が得意。

二百以上の精霊種族が確認されている。

精霊族共通の特徴は、体内に取り込んだ魔素を自分に合うよう変換し、自分の意思のまま制御できる魔力の心臓(魔臓)を持っていることである。

そのため、魔力量が多く、ほとんど老化せず寿命は1000年程度といわれている。

但し、物理防御力は弱い種族がほとんどである。

性格は、草食系、マニア、研究好きで個性的な人が多い。

家計や家族を重視しない種族が多い。

また頭脳明晰とされ、大人しく争いは好まない。

総人口は200万人ほどで、一部を除いて閉鎖的。

精霊種族ごとに数千人規模の共同体を作って、村単位で暮している。

魔力生物に近いため、魔素があれば、ほとんど食事をしなくても生きていける。


人間族も魔臓を持つため精霊族の一種であると考えている学者もいる。

物語に出てくるほとんどの魔道具は彼らが作った。

それを人間族が改良して普及するのが一般的。

荒事に関わる者は少ない。

他種に比べると体が丈夫でないためでもあるが、最大の理由は繰り返し強い衝撃を頭に受けるとわずかだが記憶が消える頭脳構造をしているため。

彼らは記憶を外付けハードディスクのように、頭脳に取り付ける事が出来るが、その部分が物理的に弱い。


人間族

獣人族と精霊族のいいとこ取りの種族。

人間族の平均身長は170cm程度。

知られていないが、今は絶滅した魔人族(精霊族)と猿人民族(獣人族)のハーフであり、魔人と猿人の間の種族だから人間族と名付けられた。

そのため、魔人や獣人とも子供をもうけることができる。

ただ、生まれてくる子供は、すべて人間族である。

精霊族より容量の少ない魔力の心臓と獣人族よりは物理強度が劣る体を持っているとも言われ、それぞれが補完しあうため魔術や物理攻撃に強く、怪我をしても回復が早く、簡単には病気にならず、脳や魔蔵を破壊されたりしなければ、あっさりと死んだりしない特徴を持つ。

だが死んでしまうと蘇生出来るわけではないし、一部の毒には弱い。

寿命は500年ほどで精霊族のように死亡する数年前まで老化しない。

ただし、壮年程度までの加齢はある。

つまり見た目が年寄りな人間族と精霊族は死ぬ寸前ということ。

総人口は8000万人ほどで、人間族の国を作って暮らしている。

さまざまな優位な点から、女神に最も愛された種族と言われている。

妊娠期間は約半年、8歳ころまでには、第二次成長は終わる。

魔力の育成は遅い子で15歳くらいで成人年齢も15歳。

成人年齢は、国別に違いはある。

自分にも他人にも少し厳しい者が多いとされ性格は真面目でコツコツ努力人が多い。

性格が屑もけっこういる。

歴史的な経緯により、獣人を嫌う人も多い。



魔物 (魔獣)

三大人種の敵で、人を襲う生物とされる。

特徴は、強くて速くてほとんどは飛べないが、その種類別に固有の魔術を使う。

種類が非常に多様で、亜種と呼ばれる突然変異も多い。

雌雄同体が基本で単独で卵を産んで増える。

他種の魔物同士でも殺しあうが、何故か卵は襲わない。

知性が極めて乏しいためか、本能のまま惑星の魔素を限界以上に取り込んで出世魚のようにだんだんと強くなる。

強力な個体ほど長く生き、強力な卵を産むが繁殖力は弱くなる。

その正体は、星の意志が具現化した抗体のようなもので、魂を持たず、生物の死骸の情報を元にして地面から湧き出してくるため地下にいる生物と勘違いされているが、管理者の管轄外のこの世の理(ことわり)を外れた生き物。

獣の姿の物を魔獣、海に棲む物を魔魚や海獣、人を襲う植物を魔草、魔木とも呼ぶ。

これらをすべてまとめてと魔物呼ぶ。

魔物は魔素の少ない生物は襲わない。

ちなみに、人に似た魔物は女神の加護の影響と遺体が火葬される習慣によりめったにいない。

知性を失い暴走した人間や獣なども魔物と呼ぶ場合があるが、全くの別モノである。

もちろん、魔物以外の植物や動物、魚介類などもいる。


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宗教について

いずれの宗教も最高神の女神を中心としたものである。

人間族の国は多くの宗派あり、聖人信仰が認められているが宗教の影響力はさほど強くなく、緩やかな政教分離が実現されている。


ミリア教

理性的に生きた物が天寿を全うすると、神の国に行けるとされる宗教。

戒律も厳しくなく結婚もできる。

イメージは緩いキリスト教。

精霊族ミリアが始祖。

人間族の国教である。

階級は、見習い<準シスター(準ブラザー)<シスター(ブラザー)<準司祭<司祭<司祭長<教皇で当然教皇はただ一人。

シスター(ブラザー)で一人前とみなされる。


ダイブツ教

輪廻転生を繰り返し、己を高めていくことで魂を解放する考えを持つ宗教。

イメージは緩い仏教。

獣人の信者が多い。


ゾンメル教

戦いを積極的に肯定する宗教。

戦闘職の信者が多い。

人生は戦いの日々だ。

頭はクールに、心は熱くという感じ。

比較的新しい宗教で、始祖は先代の託宣ギフト持ち。




繁殖や妊娠について

この世界では管理者によるシステムで、繁殖に制限が掛かっている。

魔素が一定以上あり、まわりに同種族の生物がいない状況がなければ子孫は生まれない。

制限は種族によって、いちいち決まっており、植物が一番緩く繁殖力も強い。

例えば、密集して種をまくと発芽して大きく育っても実がならない。

三大人種の中は制限の強さは、精霊族≧人間族>獣人族であり、繁殖力は、獣人族>人間族>精霊族である。

具体的に言うと、獣人族で生殖行為の際は半径10mほどに周りに男女以外の人がいない場所で行い、その後もある程度密着した状態で6時間以上過ごさないと、子供は宿らない。

人間族で半径100m、1日以上とされ、これらは両親からの魔力供給が必要なためである。

精霊族は種族差や個体差が激しく一概には言えないが人間族以上に厳しいとされる。

この条件は、本能として感覚で知っており、大人の常識であるため、子供は作ろうとしなければ出来ない。

つまり、父親の知らない間に子供が出来て、「あなたの子よ、認知して」なんてことは、多分ない。

人間族にとっては、結婚とは子育てのためだけにあるという認識で一生添い遂げる人はあまりいない。



ホットスポット

火山のように地中から高温高圧の魔素が噴出している場所。

周辺には強力な魔物が多くいる。

惑星ルミネシアがその自衛本能によって表面をきれいにするため噴き出す汗のようなもの。

その際、大量の魔物になる抗体が排出され魔物の大量発生が起こる。

その魔素は人には気づかれないほどわずかに意志付けされており、品質が一定で結果的に地球で言う化石燃料以上に有用な資源とされる。

ただし、高温高圧で意志付けされた魔素は人にとって有害である。


魔素ライン

地脈のようなもの。実は断層である。この近くは地下から魔素が多く染み出しており生物が豊富である。だだし、ホットスポットの近くにある物は危険。

魔素ラインの近くでは魔草や魔木は生えない。


医師

医師になるには、一級回復師の実務経験を10年積み、医師に推薦してもらえば半年の講師研修後に問題なくなれる。

逆に論文が認められると二級回復師以上の資格を持つ物は、実務経験無しでいきなりなれる場合もあるが半年の講師研修は必須である。


回復師

一級から三級までの資格がある。

回復師とは現場の医者の事であり、研究や教育を行わない。

自らの回復や再生の魔術やギフトなどを使って、患者の治療にあたる職業である。


一級の回復師は地球でいう町医者と何ら変わらない。

回復師学会があり、定期的に講習をうける事も出来る。

一級の回復師になるためには二級回復師になって最低2年の実務経験を積む必要があり、ほとんどの人は実務経験とみなされる専門院に行く。

その後、国家試験を受けて資格を取る。

医師の推薦があれば、現場で2年以上の実務経験を持った人も国家試験を受けられるが、合格後5年間の実務期間中に医療ミスを起こした場合、推薦者も責任を問われる。

専門院の場合でも卒業後5年間に一定以上の不良回復師が出ると試験免除資格を取り消されるため、卒業は簡単でない。


二級回復師になるためには、3日に渡る筆記による国家試験を行い医療知識が試される。年齢制限は無いが、それは難関である。

ただ普通は専門の大学に行き、卒業資格を取れば免除される物ではある。

出来ることは、一級回復師や医師が立ち会えば、お金をもらっての患者を診ることができる。


三級回復師はギフトで『回復』や『再生』等を持った人物にほとんど無条件で与えられるもので、ギフトの種類により制限がつく上に開業出来ない。

ただ、特定の個人を診て、謝礼をもらう事は可能である。

例えばルシアは、三級回復師の『浄化』限定資格を持っている。

職業とは言えない物であるが、人間族にはギフトの関係上たくさんいる。


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貨幣価値

1ギル=1円


硬貨(一応、万国共通)

1ギル 小銅貨

5ギル 銅貨

10ギル アルミ貨

50ギル 白銅貨

100ギル 小銀貨

500ギル 銀貨

1000ギル 小金貨

5000ギル 金貨

10000ギル 白金貨

この世界では貴金属の価値は低いです。金100g4万ギル程度、銀100g1000ギル程度、銅100g50ギル程度。魔黄白金、(オスミウムとイリジウムと白金の合金)は100g50万ギル程


紙幣(国独自に発行)

1000ギル紙幣 

2000ギル紙幣 

5000ギル紙幣 

10000ギル紙幣 

50000ギル紙幣 

100000ギル紙幣 

紙幣には、すべて偽造防止用の刻印が施してあります。

100000ギル紙幣には、紙幣の番号さえ分かれば、位置特定が可能な魔術刻印がしてありますので、強盗とかしてお金を使ったり、隠したりとか相当難しいです。

もちろん、この世界でも貨幣紙幣偽造は重罪です



1年=12カ月=360日

季節は恒星の活動期を夏としている。

不順であるが、およそ二年に一度夏が来る。


1日=約24時間


一週間は8日8曜(日、星、魔、水、木、土、闇、風)

3勤1休が多い(魔と闇の日が休み)


神聖な数は12


単位は十進法


長さ、重さ、時間については、あえてMKS単位系を使っています。(作者が混乱しないため)

もっとも、この世界の1kgがあっちと同じ物とは思えませんが。


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