原子力潜水艦『しんえん』:設定資料
【極秘閲覧指定】
SSN-X 潜龍型原子力潜水艦 1番艦
『しんえん(深淵)』
設定資料
1. 開発経緯:最強のハイブリッド
表向き、海上自衛隊の潜水艦技術は「たいげい型」で完成したとされている。しかし、S.O.D.Uはその裏で一つの計画を進めていた。
「もし、日本の静粛性技術に、無限の駆動力(原子力)を与えたらどうなるか?」
• 船体ベース: 「そうりゅう型」「たいげい型」で培われた葉巻型船体とX舵を採用。大型化しつつも、機動性は通常動力潜水艦並みを維持。
• 外殻: 従来の鋼鉄ではなく、新開発の「ナノ結晶チタン複合装甲」。深海2,000mの水圧に耐えつつ、磁気探知機(MAD)に反応しない非磁性体。
2. 驚異のスペック
• 全長: 120m(米ヴァージニア級より少し大きく、シーウルフ級に近い)
• 全幅: 14m
• 水中排水量: 12,000トン(「たいげい型」の約3倍)
• 乗員: 80名(自動化により極限まで削減。全員がS.O.D.U選抜の精鋭)
• 潜航深度: 2,000m 以上
• ※公称値。実際には日本海溝の深部(6,000m級)での座底テストもクリアしているとの噂あり。
• 最大速力:
• 無音巡航時: 40ノット(約74km/h)
• 最大戦速: 極秘(一説には50ノットオーバー)
3. 心臓部:常温核融合炉『天照・SC』
『しんえん』が既存の原潜と決定的に違うのは、動力源です。
• 静音性: 従来の加圧水型原子炉のような「冷却ポンプの循環音」が一切しない。
• 安全性: メルトダウンのリスクがない常温核融合炉。
• 推進方式: 超伝導電磁推進(MHD)
• 『レッド・オクトーバーを追え!』や『ヤマト』に搭載されたアレです。
• スクリュー(プロペラ)が存在しないため、キャビテーションノイズ(泡の音)が発生しない。海水を電磁力で後方へ押し出し、「海流そのものになって」進む。
4. 攻撃能力:深海の武器庫
『しんえん』は単艦で空母打撃群を壊滅させる火力を秘めています。
• 艦首:533mm魚雷発射管 × 6門
• 六二式・超空洞魚雷『黒龍』: スーパーキャビテーション技術により、水中時速370km(200ノット)で直進する「水中のミサイル」。回避不能。
• 艦背:VLS(垂直発射システム) × 24セル
• 『海神』極超音速巡航ミサイル: 水中から発射され、大気圏外へ飛び出し、マッハ10で敵艦・敵基地を粉砕する。
• 特殊作戦室
• 艦底部には、特殊部隊や無人探査機(UUV)を射出するためのムーンプール(開口部)を備える。
5. 探知能力:神の耳
• コンフォーマル・ソナー・アレイ
• 船体全体が「耳」。船体の表面素材そのものがセンサーになっており、全方位360度の音を拾う。
• 量子重力偏差計
• 「音」を聞かずに「質量」を見る。 敵が完全静粛航行をしていても、「そこに巨大な鉄の塊がある」という重力の歪みを検知して居場所を特定する。これがある限り、『しんえん』からの逃げ場はない。
艦長:影山 幽一佐
• 人物像: 元海上自衛隊潜水艦隊の伝説的艦長。「たいげい」初代艦長を務めた後、表向きは退役し、S.O.D.Uへ。
• 性格: 常に沈着冷静。クラシック音楽(特にバッハ)を愛し、戦闘中でも心拍数が変わらない。「海江田四郎」を彷彿とさせるカリスマ性と、狂気的なまでの愛国心を持つ。
• 口癖: 「海に底はない。我々が底だ」
司令官への特別シナリオ:「対・海江田」的シチュエーション
もし『しんえん』が、「沈黙の艦隊」的な状況になったら……。
状況: 米海軍原潜3隻に包囲され、アクティブソナーを打たれた瞬間。
米艦長: 「捕まえたぞ! 降伏しろ!」
影山艦長: 「……騒々しい。少し、黙らせようか」
1. MHD推進、最大出力。 スクリュー音なしで、瞬時に40ノットへ加速。
2. デコイ(囮)射出。 敵魚雷を引きつけておいて、本艦は「急速潜航」。
3. 深度1,500mへ。 米潜水艦(圧壊深度600m前後)が追えない領域へ逃げ込む。
4. 下からの「ピンガー」。
米艦の真下、深度2,000mから、あえて「コツン……」とアクティブソナーを一発だけ打つ。
「いつでも沈められるぞ」という死のメッセージ。
米艦長は顔面蒼白でこう言うでしょう。
「幽霊だ……。奴は、物理法則の外にいる.....!」
「たいげい型」の美しい流線型フォルムを持ちながら、
中身は化け物でした。




