第10話 ひとまずの収束
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「その方も私の無能が原因で、苛立っているのです。どうか穏便に……」
静寂を破る慈悲の一言に、男側も怒りの矛先を失ったのか。
彼はただ呆然と立ち尽くす。
しかしフランに暴力を振るう横暴に、周囲は納得しない。
「フランちゃんを殴るだなんて。どうかしてるんじゃないかい、アンタ」
と、男には容赦ない罵詈雑言が浴びせられた。
当然の罰ではあるが、彼女は喧嘩をするつもりはない。
どうにかしてこの場をやり過ごすには……ボーガードが静観すると
「貴方のフランチェスカとの接触を禁じます。聖女に危害を加えるとは、恥を知りなさい」
司祭の毅然とした対応に、民衆は拍手で称賛した。
彼女に事を荒立てる意思がない以上は、妥当な判断だろう。
だが何ら罪のない彼女の殴られ損に、気は晴れない。
獣人は心にモヤモヤを抱え、また子供たちとの遊びに戻るのであった。
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