儚い人生
掲載日:2023/02/22
いつからだろう、毎日が楽しくなくなったのは。
いつからだろう、目の前が灰色になったのは。
物心がついた時から常々考えていた。何故そう考えるのか。刺激が足りない、環境が良くないなど様々だ。
ある日、柳田玄人は言われた。
「好きなものを最初に食うのは貯金ができない奴。」
食事中、父に言われた言葉だ。
その時の玄人は最初に好きなものを食べていた。
玄人は遠回しに悪口を言われている気分になった。
だが何も言わなかった。言った所で何もならない。
別に仲が良いわけでも無いし流してその場は過ごした。しかし、その時ふと思った。なんでそんなことを言うのか。その日から何故か多くの疑問が出始めた。
ゲームをするにしろ、金を稼ぐにしろ、した所で
結局終わりがあるじゃないかという考えが芽生えた。
考え事が増えた。考えた所で解決できるわけでもない。人生は終わりがあると考えてしまったら何もする意味が無いのではと玄人は思ってしまった。次の日彼は、亡くなった。環境が悪かったのだ。
今の人生を楽しめているならそれはとても良いことだ。しかし、みんながみんな楽しめているという訳ではない。今もどこかで人生に彩りが無く、散っていく命がたくさんある。
この世の中はひどく悲しいものである...




