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執務室にて

「陛下、此度で婚約破棄同意してくださり、感謝致します。今後ですが、カイン殿下についてはいかがされるおつもりでしょうか?我が公爵家としてはかの男爵令嬢や側近候補の令息については、ティーナにあらぬ疑いをかけて、濡れ衣を着せた事、公爵令嬢である娘に対する不遜な態度、全て処分を求める所存です」

クロードの言葉にユスト国王陛下は深いため息をつく

「男爵家については爵位剥奪、他の家についても爵位を落とす事となろう、とするとカインはかの令嬢とは婚姻は結べまい、それが狙いか?」

クロードは笑みが浮かべ歌うように告げる

「殿下が"純愛"を貫くのであればどうして止められましょう?王族籍や貴族籍を返上してもよし、賢老院に認めてもらうもよし、あるいは隣国の女王陛下の第3夫として婚姻することも出来ましょう、隣国の女王陛下は愛妾つきでもかまわぬとか、男性も女性も愛せるお方だそうですよ。婚姻を気に両国の絆を深め同盟を結びたいと、書簡が届いております」

ユストは絶句した、笑みを浮かべるこの男は相当怒っている、もともと娘を溺愛しているこの男があの程度の処分で納得しないのは分かってはいたが、

暗にあの悪名高いアバ…元い奔放な女王の元へ同盟の名のもと差し出せと言っているのだ。

同性間でも婚姻が認められ、女王の名で夫同士や妾同士を交わらせるというあの女に!!眼には眼を歯には歯をと言うのだろう。

カインに王家籍や貴族籍を返上することは出来まい、かの令嬢に賢老院に認めて貰える何かがあるとは思えない、選択肢があるようでない、

彼の大事な結びに手を出した時点で……

「カインに選択させよう、決まったら知らせる。今日はもう休め」

ユスト国王はカインが自ら招いた不幸だと分かっていても割り切れなかった。息子の事を慣例に従い第2王妃王妃に任せ切りにしてしまった事に後悔している、だか第一王子は彼の母親に任せて問題は無かった、、、それに気付けなかった自分がボンクラなのか…後悔しても後の祭りだ

次回はカインの回になららます、更新が9日の午後になります。

読んで下さりありがとうございますm(*_ _)m

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