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念導戦記  作者: 水室二人
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ギフエナ教も使いよう

 情報は大事である。

 異世界でもそれは同じ。ガイル帝国が、銃を量産している背景を調べると、私の甘さが露見した。

 ガイルの陣営にも、異世界通販に似たギフトの持ち主がいたのだ。

 そこから、大量の近代兵器を購入している。幸い、戦車や戦闘機、ミサイルは購入できていない様だった。重火器と、大量の火薬と爆薬を、購入して備蓄している。

 現状、セントラル共和国を攻め滅ぼすのに必要な量を確保している可能性があります。

「空間収納があるのに、用心が足りていませんね」

 偵察の結果、火薬庫の場所は判明しました。偵察に特化したギフト持ちがいると、こう言う時便利です。

 今までの、ギフトのスキルの関しては、ギフエナ教に膨大な資料がありました。

 彼らは、それらを管理して、危険なギフト所持者を裏で排除しています。

 手札として、飼いならしている存在も多数います。

 現状、傭兵ギルドとは敵対関係ですが、強力している部分もあります。

 彼らは、お金を払えばギフトとスキルの情報を提供してくれます。現在の所持者に関しては、提示してもらえませんが、過去にどの様な加護があったのか知れるだけで助かります。

 何度か交渉した結果、現在存在する加護とスキルに関してかなりの量の情報を購入できました。

 イナリの資金提供のおかげです。これらを確認した結果、ガイルの所に厄介な加護を持った人間が数人いる事が判明しました。

 一人は、異世界通販。商売の加護を持った人物で、そのスキルに異世界通販があるみたいです。

 更に、転生者らしい存在もいます。その人物から、重火器の存在に気づいたのでしょう。

 後注意するのは、転送系の加護を持つ人物。爆発物を、直接転送するという事が可能です。

 出来れば、早々に排除したいです。

 どの人物が、どの加護を持つのかは、購入できなかったのでこちらで調べるしかありません。

「どうするのかや?」

 イナリが、聞いてきます。

「出来れば、殺したくないですが、危険は排除します」

「どうやって?」

「異世界を甘く見ている愚か者に、痛い目を見てもらいます。リリには、嫌われるかもしれませんけど・・・」

 狙いは火薬庫です。武器弾薬がぎっしり詰まった危険な場所。

 正直、自分の陣営に転送が出来る人物がいるのに、危機感が足りていません。

 この中に、火種を転送するだけで、大惨事が起こります。

 転送に関しては、ギフエナ教も研究しています。基本的に、一度行った場所か、視認した場所でなければ転送できないらしいので、重要な場所には誰も入れない。魔道具を使い、不可視の結界を何箇所か製作しているらしいです。

 不可視の魔道具は、交渉したら購入できました。色々と研究しています。

 今回の目的は、転送のギフトではなく、異世界通販です。

 火薬庫を監視していると、定期的に出入りしている人物がいました。重火器を持ち出して、演習場で魔物相手に射撃をしています。時々、火薬庫から取り出していない兵器を、何処からともなく出現させています。

 アイテムボックスから取り出している可能性もありますが、怪しさは一番です。

 見た目は少年で、1人の時が多いです。そのことから考えると、転生者もこの子かもしれません。

 しかし、ここまで上手くことが運ぶと、逆に不安になります。

 異世界通販で購入する重火器は、あちらにとって生命線になりっています。

 実際、重火器で武装した部隊が、セントラル共和国を襲ったという情報があります。

 大規模な、戦争が始まる気配です。

 それなのに、警備も付けずに1人で行動させるでしょうか?

 何かの罠の可能性も出てきました。

 ちなみに、転送のギフトを持った人物は死亡しました。こちらが危惧した、直接爆発物を転送する作戦を実行したみたいです。しかも、ギフエナ教の総本山を相手にしたみたいです。

 ガイル帝国も、情報を多く持っているギフエナ教を危険視したのでしょう。データベースを狙ったみたいです。元々、協力体制で何度も使者を本部に送っていたみたいです。

 その中に、転送ギフトを持った人物を混ぜて、内部を探らせたみたいです。

 このことに関しては。ギフエナ教のほうが上手でした。本部といっていた場所そのものが、偽物でした。過去のギフトから、起こり得る色々な事を検証して、対策を練っていたみたいです。

 転送したはずの爆弾は、転送されずにその場で爆発。その人物は死亡したみたいです。

 この事で、ガイル帝国とギフエナ教の協力体制は解消となりました。

 聖女と呼ばれている人物は、ガイルと婚約したみたいで、ギフエナ教を離れたみたいです。

 それ以外は、離反しています。


 ギフエナ教、直接転移して、自爆された事もあるそうです。転移防止の魔道具は、過去から研究され、実用化しているみたいです。これに関しては、私達は持っていないので、研究中です。先日購入した不可視の結界の魔道具から、ヒントがあったみたいなので、近日中には完成しそうです。

 なんだかんだで、ギフエナ教にはお世話になってしまっています。あの事は、許せませんが使えるものは使う主義です。もう少し、利用しましょう。


 

 ゆっくりと更新予定です。

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