表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
念導戦記  作者: 水室二人
41/48

傭兵ギルドの裏の顔

 現状、負け続けているので気分があまり良くありません。

 手を貸すと約束した傭兵ギルド、内情が悪過ぎます。

「ドラゴルの奴、色々と駄目すぎです。再教育をするのじゃ」

 イナリは、やる気に溢れています。元々、傭兵ギルドはイナリが基礎を作ったそうです。

「あの時代、魔物と戦うには色々と問題が多かったのじゃ」

 当時は、魔物が溢れ、戦いが日常の時代だったそうです。シヴァ率いる軍団は、いくつもの魔物の群を滅ぼし、平和へと導いたそうです。

「魔物が減って、ある程度安定したら、人間同士が争いを始めたのじゃ・・・」

 それは、酷い戦争だったらしいです。イナリたちは、色々な組織や国から狙われ。戦い続けたそうです。

 その間に、異世界召喚の影響で時空が乱れ、恐ろしい者がやって来たそうです。

「強大な敵がいると、みんな協力するのじゃ。嘆かわしいのじゃ」

 それに嫌気が差し、他にも理由があるみたいですが、シヴァが転生します。

 あとを追いたかったイナリは、少しでも状況を変えるために、色々とみんなと協力したそうです。

 ギフトが、戦闘向きでも戦えない人は多くいました。

 国が、強権で徴兵する事も多いですが、活躍できない事も多々あったそうです。

 なので、イナリは考えました。

 相手を、追い込む事で、必死に戦う状況を作るべきだと。その考えはどうかと思いましたが、その企みは成功しました。

 傾国のスキル、金融と融資を使い、貸金業を始めたのです。

 借金の返済に困った場合は、傭兵として任務をこなす。

 取立ては苛酷で、ギリギリ死なない程度の返済計画を作成して実行。その利益で、装備を整え、ギルドを強化したそうです。

 コンとして、眠りに付く時に、金融部門は閉鎖したそうです。ギフトに頼ると、その人物がいなくなったとき、駄目になることが多いです。それを理解していたので、閉鎖したそうです。

 それでも、色々とすぐれた装備があったので、効率よく運用する事で。傭兵ギルドは存続していました。

「まさか、その装備を盗まれていたとは・・・」

 トップであるドラゴルが、イナリに土下座をしながら泣いています。

「貴方は、闇に拘りすぎです。吾がいない間に、何があったのじゃ?」

 傭兵ギルドの内情を確認すると、予想以上に酷かったです。

「仲間を、何度も殺された・・・」

 ドラゴルと、闇の間の確執は、深刻でした。最初に、闇を殺したのは、ドラゴルたちでした。転生するギフトで、転生後、仕切るを奪うギフトを獲たそうです。それを使い、仲間を殺害した闇を、ドラゴルが殺しました。

 次の転生の時、念入りに用意した闇の策略で、傭兵ギルドの幹部がほとんど殺される事態が発生したそうです。この時、ドラゴルの片腕とも言える女性が死亡しています。

 その後も、転生のたびに傭兵ギルドを闇は襲ったそうです。ただ、途中で闇が狂ったみたいです。転生を繰り返した事で、精神が保てなかったみたいです。ただ、傭兵ギルドと戦うという事だけが、残っているとドラゴルは判断しています。

 闇が転生したらしいという情報を得たので、最優先で探索をしていたそうです。その間に、ギル後の内部は崩壊しています。

「仕方ないのじゃ。姉に任せるのじゃ」

 h無しを聞いたイナリは、ドラゴルに協力する事にしました。殺された人物の中に、親しい人がいたみたいです。

「主、済まぬが手伝って欲しいのじゃ」

「イナリのお願いなら、喜んで」

 頼まれて、断るなんて事はしません。イナリの役に立てるというのは、嬉しい事です。

「主がいれば、昔よりももっと稼げるのじゃ」

「レーヤもいますからね」

「そうなのじゃ、空間収納持ちは、重宝するのじゃ」

 にやりと、邪悪な笑みを浮かべるイナリ。それを見て、レーヤは涙目になります。

「わ、私に何をさせるつもりですか?」

「仕入れは、レーヤにかかっているのじゃ」

 イナリの作戦では、レーヤのネット通販は使わない事になりました。世界のバランスを維持する為に、調整をするそうです。

 その代わり、乗り物召喚で呼び出した車は利用します。街道の整備があまり良くないので、使える車種は限られますが、速度の面で大活躍です。

 私が、年をこめた物を使い各地の情報を集めます。イナリは、それを吟味して、融資していきます。

 安く売っている場所を探し、高く売れる場所で売る。何処かのゲームのような事を実践します。

 それだけでなく、ついでに魔物退治や、盗賊の討伐も行います。

 そんな事を一月ほど続けると、傭兵ギルドは生まれ変わりました。

 豊富な資金と、借金を抱えて行き場を失い、返済のために戦う事を余儀なくされた人材。じっくり構える事で、色々と集めることのできた情報。

 念を入れて、色々とやる事やりながら、もう一月ほど時間をかけました。世間は、これという問題なく過ぎていきました。

 このまま、穏やかに過ごせればよかったのですが、ガイル達が動き出しました。

 旧王都で、独立を宣言。セントラル共和国は、これを容認しましたが、ギール王国の旧貴族がこれに反発。内乱が始まるのでした。

 

 

 

 


もしよろしければ、ブックマークや評価をしてもらえると嬉しいです。

ポイントを入れてもらえると、励みになります。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ