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念導戦記  作者: 水室二人
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けだものだもの

「毎度ご利用ありがとうございます」

 異世界通販で、色々と買い込みました。

 ネット通販を、毎回利用していたら、向こうから接触があり、特別会員になりました。

 異世界通販株式会社と言う、あやし組織があり、ギフトやスキル、魔道具でやり取りする総合商社みたいです。

 異世界へ流れる資金を洗浄して、バランスを取っているそうです。滅んだ世界の商品は、需要があるので、私はお得意様になっていました。売るだけでなく、色々と購入もしています。

「これらの商品は、いかがでしょう?」

「知性のある生き物に関しては、もう少しまってください」

「移住しても、大丈夫なのでは?」

「もう少しだけ、二人っきりの世界を楽しみたいので・・・」

「そう言うことなら、仕方ありませんね」

 担当の、リットンさんには、色々とお世話になっています。

「前回の注文から考慮した、本日のお勧めはどうですか?」

「このサービスが、的確すぎて怖いのですが?」

「リサーチの結果です」

「私達みたいなのが、他にもいるのですか?」

「似たような懸案は、異世界の数だけありますよ。こちらの商品は、主にハーレム系の人にお勧めです」

「そうですか・・・。これと、これ、後これもお願いします」

 ネット通販で頼む事も可能ですが、たまには他の人との会話も重要です。イナリは、疲れて寝ています。その間に、新しい燃料を購入しているのです。

「そちらは、新作ですね。珍しい食材が手に入ったので、作った人が提供してくれました」

「それは楽しみです」

「それでは、またのご利用をお待ちしております」

 そう言って、リットンさんは自分の世界へと戻ります。残されたのは、大量の食料や素材、種子です。

 生命のエネルギーが回復したので、特殊な種子をまき、新しい世界を作っています。小動物も若干購入して、生態系を構築しています。

 リットンさんからのお願いで、異世界で絶滅寸前の種族の受け入れを頼まれています。

 この辺は、何を準備すれば良いのかわからないので、相談しながら準備を進めています。

 イナリも、この計画には賛成しているので、問題はありません。


「ほら、イナリ、そろそろ起きてください」

 自室に戻り、眠っているイナリを起こします。

「う~~~、もう少し寝かせて欲しいのじゃ。あれは色々と疲れるのじゃよ」

「婿様、もう少しお手柔らかにお願いします」

 イナリの横で寝ていた子が、文句を言う。尻尾1号のいちこだ。最近、分身した尻尾それぞれが、意思を持ってしまった。なので、たまに分裂している。

「悪いとは思っていますよ。でも、イナリが可愛くて、つい色々と・・・」

「12時間やり続けるのは、淫乱です、エッチです。限度を考えてください」

「申し訳ない」

「反省してますか?」

「反省はしてますが、止めるつもりはありません」

「けだもの!」

「けだものですから」

「旦那様、そろそろおちついたかや?」

 寝ていたイナリが、目を覚ましました。

「そうですね、落ち着きました。ご迷惑をおかけしました」

「仕方ないのじゃ。溜まりすぎては、体に悪いからのう」

「うぅ、それにしても,やりすぎです。私達が、そのために生まれたと考えると、複雑です」

 いちこは、涙目である。

 イナリと結ばれた後、昼夜かまわず抱いていた気がします。まさに獣です。

 後で知りましたが、急に強くなった反動で、性欲もかなり強くなっていたみたいです。

 バランスを取るというか、溜りたまった物を、解放ったみたいです。

 イナリに負担がかかりすぎたので、自己防衛の一種で、分身した尻尾に自我ができ、受け皿となっていました。

 最大10Pと言う事も経験してしまいました。

 誰もいない世界なので、フリーダムな行為に励んでしまいました。

 反省はしてますが、後悔はしていません。

 自分で色々と制御できると持っていましたが、まだまだでした。確認は大事です。

 異世界通販にも、色々とこの手の商品でお世話になっています。

 今回購入した料理も、回復効果の高い食材をふんだんに使った物です。

「尻尾たちの分もあるから、遠慮なく食べるんだぞ」

「はいな」

 家中に散らばっていた分身がやってきます。掃除や、選択、遊びなど、自由気ままに過ごしていたみたいです。

 尻尾たちは、イナリよりも若干幼い感じがします。姿は、微妙に違う事を意識しているみたいで、そっくりではない、姉妹と言う感じなっています。

 あれだけやっていますが、イナリは妊娠した気配はありません。もっとも、私達の間では、子供はまだ出来ないみたいです。

 種族の差と言うよりも、そう言うシステムに組み込まれた感じがします。子供ができるのは、必要になったとき、自然と授かるという感覚が、はっきりとあります。なので、安心して(?)行為に励みました。

「いよいよじゃな」

「そうですね」

 明日で、10年が経過します。一端、この世界と別れて、元の世界に戻ります。仮初の世界だったこの場所は、今はひとつの星として機能しています。なので、すぐに戻る事も可能です。

「あっちでは、少し遠慮してもらえると助かるのじゃ」

「大丈夫です。制御は可能になっていますよ」

 勢いに任せていた次期は終わっています。

「な、なんじゃとぉ?」

「イナリが、可愛いので、言いそびれました」

「確信犯じゃ、昨日の夜は、お楽しみでしたねと、尻尾たちに言われる吾の気持ちを考えるのじゃ!」

「お前たち、そんな事言うのか?」

「イナリ様だけ、御寵愛を受けて、ずるい」

 にのが文句を言うと、いちこ以外が頷いています。

「このけだもの!」

 文句を言うイナリも可愛いので、頭を撫でます。すると、尻尾たちはイナリに戻っていきました。

「っく、頭をなでられるのは、吾と一緒の時が一番気持ち良いだと、酷いのじゃ!」

 尻尾の気持ちを、イナリが教えてくれます。そういわれると、撫でる手に力が増します。

「もっと撫でるのじゃ!」

 言われるままに、撫で続けます。この場所で10年は、向こうの世界で5年。

 リリがいるから、大丈夫だと尾も追います。みんながどうなっているのか、楽しみです。




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