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~検察局爆破及び拉致・監禁~  作者: きょんお
5/17

姉弟愛

今回はセリフが多めで、語りが見にくいかもです。

検察局内部 4階管理室

 孤晴「一息ついた~。・・・あ。」モニターを見てみると、瓦礫が

ほとんど撤去されていた。その様子に焦燥感を覚えた。なので、

右腕の腕時計(起爆装置)を―――

孤晴「あれ?腕時計・・・?あ、外したままだった!」

と、凡ミスを犯す。


  その頃

 遙申「・・・よしっ!入れる!」僕は誰よりも早く入った。

  ドゴォォォォン

あと少し遅ければあれ(瓦礫)の下敷きだった。

遙申「姉さんどこだろ?膵臓がんで倒れてないよね・・・?」



 孤晴「なんで・・・?普通は私を捕まえる為に入るよね・・・?

なのに・・・心配してくれるんだろう・・・。」思わず一滴の涙が

零れ落ちた。いっつも私は遙申に心配や迷惑をかけてばかりだ・・・。

孤晴「んぐっ・・・。」

  ブチ

孤晴「ふぅ、どうしたのかなー?」

遙申『姉さんのことが心配で来たの!』

孤晴「何言ってるの・・・?遙申は私を捕まえなきゃでしょ?

意地でも拒むけど。」

遙申『今まで一生懸命育ててくれた姉さんを簡単には捕まえれないよ。』

孤晴「・・・4階の管理室に来て。」

  ブチ

姉さん、喋ってるときは大丈夫だったなぁ。さっ早めに行こ


  同所

あのあと、遙申が早めに来て速攻で入れて、速攻で閉めた。

遙申「あれ姉さん泣いてる?どしたん。」

孤晴「普通はさ、私を捕まえるでしょ・・・?」

遙申「えぇとぉ・・・一応警官だけど・・・捕まえたくない。さっきも

言ったけど、今まで一生懸命育ててくれた姉さんだからさ・・・、

捕まえるよりも、ちゃんと話を聴きたい・・・。」

孤晴「そっか・・・。がぁっ・・・!んっ・・・。」

遙申「姉さん?!大丈夫?!」

激痛が私の身体を襲う。痛い。

孤晴「はぁはぁ・・・。」汗が垂れてきた。

遙申「鎮痛薬は?」

孤晴「あ。」忘れてた・・・!

遙申「持ってきといて良かった~。はいっ!」

孤晴「ありがと。」薬を水と流し込む。これでちょっとはマシに

なればいいんだけど・・・。

遙申「姉さん・・・お願いだから無理しないでね・・・。あと

死なないように・・・。姉さんまだ30もいってないんだから・・・。」

遙申が少し涙を流す。遙申の気持ちに応えなきゃ。

孤晴「ってか、ここに居て大丈夫なの?もしかしたら共犯扱いされるよ?」

遙申「いいよ。自分はなにがなんでも姉さんと居るって決めたんだから。」

孤晴「ちょ、ちょっと待って・・・?さすがにダメだよ・・・。」

遙申「姉さんは一人で抱え込んじゃったから、こんなことになっちゃった

でも、気付けなかった僕もダメだった・・・。だから、罪に問われようと

僕は姉さんの傍に居る。」

その言葉を聞いて、こらえていた感情がでちゃった・・・。

孤晴「遙申まで罪被らなくていいよっ…!」

ついに姉さんは、大量の涙を流した。姉さん、泣かないほうだから

泣いているのを見ると心が痛む・・・。僕は姉さんの背中を擦った。


でも、ちゃんと話は聴こう。

姉弟愛って素晴らしい。

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