計画実行編
爆弾と膵臓がんは、3年A組がモチーフです。
3月1日
検察局前
孤晴「さっ…いよいよだ…。覚悟しとけっっ!」
そして私は検察局に入り、すぐに4階に向かった。
検察局 4階管理室
孤晴「0714っ!」少々私は切れ気味だった。
ガチャン!!
力強い音の後、静寂に包まれた。しばらく呼吸を整えた後、部屋の
電気を点け、椅子に腰を掛けた。
孤晴「カメラを起動させてー…、/8っと。」
この/8の数字のところは、階数。
映し出された映像では、検察局長とロボット検事のコイラ検事が何かを
話していた。ちょっと盗み聞きしちゃおう。
~映像から流れる音声~
検察局長「コイラ検事、最近有能な人材がいない気がするんだが?」
コイラ「仕方ないですよ。そう簡単には見つかりません。」
ブチッ
私はそれを聞いて音声を止めた。もういい、情けなんていらない。
あいつらは人をなんだと思っているのだろう。ついに怒りが溢れた。
自分の右腕につけているスマートウォッチを操作し、ボタンを押した。
ドゴォォォォン
大きな音とともに黒煙が舞い上がった。また、8階の階段と非常階段に
瓦礫が落ちてきた。
ブチ(音声が聞こえる)
検察局長「なっ?!階段が通れない…。」
コイラ「局長!非常階段もです!」
検察局長「つまり俺らは、閉じ込められたっていうことか。」
ザーザー(ノイズ)
孤晴「あーらら。閉じ込められたようですねぇ。大丈夫ですか?」
検察局長「今は無事だ。助けを呼んでくれるか?!」
孤晴「嫌です。しばらくの間、局長とコイラさんにはそこにいて
もらいますよ。」
コイラ「っな!?とりあえず外部に…。」
孤晴「無駄ですよ?私が持っている電波妨害装置がありますから。」
検察局長「貴様…いったい誰だ?」
孤晴「中月孤晴……。そう言ったら分かります?」
コイラ「なんだってー?!」
孤晴「はぁ…呆れます…。」
検察局長「チッ……。」
ブチ
孤晴「はぁ…。………っがぁっ…!」突然背中に痛みが走った。
膵臓がんが再発したのだ。しばらくこなかったから油断していた…。
続く




