表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

一回の過ちで全てを失った!

作者: 七瀬



僕の名前は 『高平 拓』28歳で、綺麗な奥さんと6歳の息子と4歳の娘の

4人家族、つい最近家族のために、少し無理してマイホームを買ったばかりだ!

ローンは僕が60歳になるまで払い続けなくてはいけない、、、!



僕と奥さんとは高校の時の同級生で、、、。

当時から綺麗だった奥さんは、物凄く男子にモテてていたと思う...。


それがなんで、、、!?

僕なんかと奥さんが結婚したのか、、、!?


僕は高校生の時は、女性に興味が全くなく、、、! 

その頃、僕がハマっていたアニメのキャラクターに恋心を抱いていた!

あの頃の僕は、リアルな女性には無関心だったのだ、、、!



でも文化祭の時に、僕と奥さん(ツグミ)は同じ班になり、、、。

気が付けば、何故か、、、?

いい雰囲気になって、それから僕とツグミは仲良くなった、、、!



きっと、ツグミと話す男は、、、?

緊張しているか? いろいろ根掘り葉掘りと好きな男性について聞いているか?


ツグミもきっと、飽き飽きしていたと思う、、、。



そんな時に、僕が自然に話しかけたから興味を持ってくれたのかもしれない...!

僕もツグミと付き合ってからは、、、?


二次元のアニメに興味がなくなっていった、、、!


まあ、僕にとっての最初で最後の初めての女性がツグミなのかもしれない!

ずっと、この時まではそう思っていた、、、!



はたから見たら、、、?

僕たち夫婦は幸せな家族に見えているんだと思う...。


必ずツグミは、行ってきますのキスとお帰りのキスを結婚してからもして

くれるし! それを見ている息子と娘も僕にキスをしてくれる、、、!


『なんて! 幸せなんだろう!』


僕は毎日、そう思っていた!





でもある時、僕は大事な仕事に失敗して落ち込んでいた、、、!

かなり大きな仕事を上司に任せてもらえたと言うのに、、、!


僕はその期待に応える事が出来なかった、、、!


当然だけど、、、?

出世も遠のいていった、、、!


この事があってからは、、、?

僕は雑用ばかりで、もう完全に出世の道が絶えた事を意味した、、、!



僕は、仕事が終わって真っ直ぐに家に帰らず、1人で飲み屋に行くよう

になっていた、、、!


お酒を浴びるほど飲まないとあの時の失敗を忘れられないからだった、、、。



そんな時、1人の女性と僕は知り合う......。

僕が1人で飲み屋でお酒を飲んでいると、、、?


『あのう、、、? 横に座っていいですか?』

『・・・・・・あぁ、いつの間にか席が満席なんだね? いいよ、どうぞ!』


彼女はカウンターの僕の左側に座った、、、!




彼女の名前は 『中川 そら』 21歳で化粧品販売をしているらしい、、、!

彼女も仕事帰りに、僕と同じ飲み屋に来て飲んでいるから、スーツ姿で。


まだ若いのに、、、?

彼女は飲みプリもいい!


僕とそらは、意気投合して二人で飲む事が多くなる、、、!



飲んでから家に帰ると、、、?

ツグミが寝ないで僕を待っていて、こう言った、、、!


『ねえパパ? どうしちゃったの、、、? 毎日、外で飲んで帰って来るけど...?

何かあるなら、、、? わたしに何でも話してよ!』

『ごめん! 本当に何でもないんだよ! 心配させて済まない...! 子供たちは

もう寝てるのかい?』

『・・・えぇ!』

『じゃ、起こさないように子供たちの寝顔でも見てくるよ~!』

『ねえパパ! お風呂も沸いているわよ!』

『あぁ、後で入るよ!』



ツグミは、本当に僕なんかにもったいないぐらいのいい奥さんだ、、、!

家の事も全部任せられるし! 僕の心配までしてくれる、、、!



・・・・・・でもそれが、今の僕には余計に辛い!






全ての事を忘れさせてくれるのは、、、?

お酒とそらだけだった、、、!


僕は飲み屋に行けばそらと会えるんじゃないかと期待していた、、、!

僕はいつの間にか、、、?


そらの事を好きになっている自分の心に気づく...。




そんなある時、、、。

何時も行く飲み屋に行き、そこにはそらもいた、、、!

僕とそらは、二人で何時もようにお酒を飲んでいると、、、?


その日の僕は、お酒の勢いもあって僕の本音が出てしまった、、、!



『あのさ~そら! 良かったらこの後、、、二人でそらの家に行きたいな~』

『えぇ!?』

『・・・ごめん! 変な事言っちゃったよね! もう、忘れて!』

『・・・ううん、少しビックリしただけ! 私、拓ちゃんなら私の家に連れ

ててもいいよ~!』

『・・・えぇ!? 本当に、、、!?』

『ううん。』



朝、僕が目を覚ますと、、、?

僕とそらはそらの家のベットの中にいた、、、!


【ヤバイ!? 一線を超えてしまった! どうしよう、、、?】


僕がそう思っていると、、、?

そらが起きてきて、僕にこう言う、、、!


『気にしないで! 昨日の事はなかった事にしましょ! お互いお酒を飲んで

酔ってたんだし! お酒の勢いでしてしまった事だから、、、!』

『・・・・・・ううん、済まない! そら。』

『いいのよ! 拓ちゃんを傷つけたくないだけよ!』

『ありがとう!』





この事があってからは、お互い気まずくなり、あの飲み屋で会う事もなくなった!

僕も家に真っ直ぐ帰るようになっていたし、、、!


また、家族円満な生活が始まっていた、、、!




あれから4か月後、、、!


一人の女性が僕の職場まで会いに来た、、、!


・・・それが! そらだった、、、!



『よーお! 久しぶりだよね? 元気だったそら、、、?』

『・・・ううん。』

『どうしたそら、、、? 何かあったの、、、?』

『私ね拓ちゃん! 子供がデキたみたい、、、!』

『えぇ!? 嘘だろう、、、? その子、本当に僕の子なのか、、、?』

『何を言ってるのよ! 拓ちゃんの子に決まってるでしょ!』

『・・・でっ? どうするの、、、? お腹の赤ちゃん、、、?』

『よく考えて、私ね? 産もうと思うの!』

『・・・・・・そんな、もう少し慎重に考えたほうがイイよ!』

『もう無理だと思う! それに私産みたいのよ!』

『・・・・・・そら、』

『だから! 拓ちゃんに子供を認知して欲しいの!』

『・・・・・・認知って? そしたら? 僕が奥さんにこの事を話さないと

いけないじゃないか!!!』

『それは仕方がないでしょ! 拓ちゃんと私との間にデキた子なのよ!』

『・・・・・・』





僕は家に帰って、渋々ツグミにそらとの関係を話す事にした、、、!


『ごめんツグミ! 大切な話があるんだ! いいかな、、、?』

『どうしたの? 改まって! パパのそんな顔何年ぶりに見たかな、、、?』

『実はね! ツグミに黙って1回だけ! 浮気をしたんだ、、、!』

『えぇ!?』

『その子のお腹の中に今、僕の子がいるんだよ! 済まない、、、!』

『・・・何それ? 何を言ってるのよ、、、!』

『彼女が僕に子供を認知して欲しいって言われて、、、だから、、、!』

『・・・あぁ、そうなんだ! じゃ、わたしと別れて!』

『えぇ!?』

『貴方の事! ずっと信じてたのに、、、! もう限界!!!』

『・・・・・・ツグミ、』

『あの時、わたしパパに言ったよね? “何かあるなら? 私に何でも話して” 

って! ずっとパパが言ってくれるのを待ってたのに、、、! パパはわたしに

相談しようともしなかったじゃない!!!』

『・・・・・・それは、』

『夫婦って? お互い助け合うモノなんじゃないの、、、?』

『・・・あぁ、』

『それで、浮気して! そのに子供がデキたって言われて許せると思う?』

『・・・・・・』

『もう、この家から出て行って! 離婚届はまた改めて貴方に渡すわ!』

『でも、子供たちは、、、?』

『わたしが引き取るに決まってるでしょ!』

『・・・・・・』



僕は家を追い出されて、そらに会いに行くと、、、?


『えぇ!? 拓ちゃん? 何しに来たの、、、?』

『なあ、そら! 子供の為にも、そらのお腹の子供は僕が認知するから

一緒にやり直さないか、、、?』

『何言ってるのよ! もう遅いわ! 今、私と付き合っている彼がもう直ぐ

帰って来るのよ! 悪いけど、、、早く帰ってくれない!』

『・・・・・えぇ!?』

『この子は、彼にも話して2人で育てていくから! さようなら、拓ちゃん!』

『・・・そんな、』




僕は、一回の過ちで、、、。

全て失ってしまった!


残ったのは、、、?

僕が60歳になるまで払い続ける家のローンと教育費や諸々のお金だけ、、、!





最後までお読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ