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精霊世界 3rd  作者: ココロン
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大きな助っ人

和樹「おいおい‥‥幻獣にまでなったかよ‥‥怖いもんだ」


ミクニル「お前は‥‥伯が精霊になったと言っていたな」


和樹「いや俺じゃないんだけど」


ミクニル「あいつは精霊じゃない ただの人間になった‥‥私の力が完全に抜けたんだ 私は完全だ‥‥」


和樹「はいはい 御託はいいから」


ミクニルは和樹の後ろをとった だがノームの岩の壁が攻撃を阻む


和樹「今のお前は俺に触ることすら無理だ。さっきはあそこまで早くなるとは思わなかったからな‥‥ 」


ミクニルは岩の壁に触ると粉々になった。和樹は距離をとった


和樹「さすが無の力と言った所か」


和樹は伯との戦闘で消耗しきっていた。体が震えて攻撃も届かない。するとミクニルの右肩がいきなり破裂する


ミクニル「なんだ?」


右にはユクリがいた


ユクリ「いけませんよ‥‥ここは精霊王達の集いの場です そこを汚されては困りますな!」


ユクリは波動砲をミクニルに撃つ だが1発当たればミクニルはそれを避けていきユクリに近づいていく。

だがユクリは動じない むしろ微笑んでいた。和樹はそれが不思議でしょうがなかった。


ユクリ「もういいでしょう!お願いします!」


「了解」


ミクニルの周りを光の剣が舞っていた


「放て!」


光の剣は法撃を放つ、ミクニルはそれを受け怯んでいた


「いやいや‥‥まさか自分がこんなところに来るとは」


和樹は驚いた たしかに死んだ だがここで会えるなんて思ってもいない


「久しぶりだな‥‥和樹」


和樹「あぁ、久しぶりだな シド 」


そう まだ和樹が独り身だったころの親友 シドである。アラナミとの戦闘で死んでしまったが ここで会えるなんてとは思ってなかったようだ


ミクニル「シドォ‥‥」


シド「これは 坂三浦 久しぶりだな」


ミクニルはシドに瞬間で攻撃するが避けミクニルを切りつけた


ミクニル「私に攻撃は効か‥‥なに」


シドが切りつけた 横腹が回復しない、先程のユクリの爆破されて右肩も回復しなかった


ミクニル「な、なぜだぁ!私は無の精霊だぁ!なぜだぁ!」


シド「無?だからどうした‥‥ここは死んだ世界だ 自分の能力なんて変えれるのさ‥‥坂三浦‥いやミクニルは精霊でずっと生きている」


ミクニル「なにぃ!」


シド「そして和樹は生きている 死んでないんだよ 歴代達が生き返ったから」


和樹「‥‥」


シド「いけ!お前にはやるべき事があるだろ!」


和樹「ありがとう!ユクリ行くぞ!」


ユクリ「いえ‥‥私はここの支配人‥‥あなた達の帰り そしてあの者を還すのも我が役目 どうかお気を付けて」


和樹「ふっ!待ってろよ!」


シド「さぁ!決着を付けようか 坂三浦!」


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