表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
精霊世界 3rd  作者: ココロン
7/13

無の幻獣

ほんの少しの歴史が動いた‥‥精霊世界は滅びを見る。 街は衰退し 人々は争いを強いられた。

そんな世界が見えていた。ある一人の少年の夢の世界が現実に変わる瞬間を目の当たりにする。


伯が和樹との闘いで倒れてから数時間は経っていた。なかなか目を覚まさない伯を心配し歴代の王達は伯の近くに座っていた。


和樹「目を覚まさないな‥‥あの時 伯はなんで」


楠葉「君に負けたくない そんな事を言って立ち上がったんだ 本当に凄いよ。しかも、自分を精霊(・・)にしてしまうなんて」


神無「どういう事だ?」


楠葉「伯は自分を精霊にしたんだ。僕達ならあんなことは出来やしない 出来たとすれば、分身を囮にし 攻撃を仕掛ける。でも伯は自分を煙にし無の力で攻撃した」


菜瑠「じゃあ 伯は私たちの上にいるの?」


雅夢「そうなるな ということは マクスウェルの黙ってはいないだろう」


トール「一応 伝書鳩を送ったよ 返信を返ってきた 内容は」


トールは伝書鳩の足に付いた手紙を読み上げた


「我は伯の夢の中に入り決着をつける もし私が勝てば奴は消える もし消えず目を覚ませば 私が認めたと思え」


和樹「夢の中に入るって‥‥レムじゃないんだからさ」


和樹は立ち上がり部屋を出た もう何年前になるのかミクニルとの約束が頭に過ぎる。敵対をする

たがそれは生きているうちに


和樹「こんな約束なんて守れる訳ないだろ あほか」


部屋の中にいた楠葉が外に出てきた


楠葉「和樹‥‥」


和樹「どうしたよ 楠葉兄さん 俺はあいつを無能なんて思ってないよ あいつは凄い 悠太よりも強い」


楠葉「ミクニルは復活すると思うかい」


「するとも!貴様らを殺す!」


字面が大きく揺れだした ミクニルを埋めた場所から地面が割れだした 出てきたのは四つ脚の獣 剛毛で目がなく白い


「貴様らを殺してやる!憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い!」


楠葉「もしかして‥‥あれは」


和樹「なんとまぁ‥‥怪物になってまで来るかよ‥‥普通」


そうミクニルである 牙をむき出し 今にも襲いかかる様な振る舞いをみせる


和樹「兄さん‥‥これは俺が相手をする 久々の運動には丁度いい どうせ降りないとならないからな!」


楠葉「なんでそれ!?」


和樹「もう時間がねぇんだろ?言ってただろ!ここの1時間は現実の1(・・)だ。アイツが寝てから3時間‥‥もう3年だ‥‥はっ!いいぜ!面白い!」


楠葉「もうダメだ!俺たちは先に降りるからあとから来いよ!」


楠葉は家の中に入ると空がガラスのように割れだし家は吸い込まれていった。家は現代の精霊世界に戻り なんと歴代の精霊王達は生き返る そう若返ったまま。それも城の中に家は戻り 城にいた者達はざわめきを隠せない


悠太「どいたどいた!ん!?」


トール「おお!悠太!伯の早く治療してやってくれ!詳しいことはあとで話す!」


悠太「ああ!じいちゃん!」


和樹はミクニルと二人きりになった


和樹「久しぶりだよな‥‥二人きりなるの‥‥どうせならお前がちゃんと生きていうちにこうやって会いたかったよ!」


和樹は勢いを付けて炎の玉を複数投げた だがミクニルは通じなかった 無の力で覆った玉を和樹に向かって撃つがそれも和樹は避けた


和樹「てめぇはほんの少し 俺より遅い」


ミクニルは少し体を揺さぶると和樹の右側に見えないスピードで移動し攻撃をしかける


和樹「!?」


ほんの半身避けるが服が破ける


和樹「これは‥‥長くなりそうだな」


ミクニル「我の名は幻獣ミクニル 無の幻獣だ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ