初代 精霊王 ご対面
二日目の朝がやってきた。
朝からエイミーはふたりの朝食を作っていた
エイミー「今までひとりでご飯を食べてたけど2人も泊まってるとなんだかこっちがワクワクする 悠太には少し感謝しないとね」
朝食を作っている最中に 彪 そして伯が地下から上に上がってきた
彪「おはよー エイミーさん 」
エイミー「はい おはよう ご飯食べる前に顔洗ってね そしたら朝食、食べ終わった方から 中庭に出てね 今日は特別に面白いことを見せたあげる」
伯「おいしい 城でもこんなに美味しいのは食べたことない」
エイミー「家庭の味って奴かな?城の連中には負けないわよ」
ご飯を食べ終わった2人はエイミーに着いていき 中庭に出る
エイミー「さてと‥‥これから私があの世に連れていく」
伯「あの世って死の?」
エイミー「そう しかしこれは伯だけ 彪は私と修行ね 正直、今回のユグドラシルは簡単なの。昔みたいに本気の殺し合いなんてない 軽くなったものよ でもそれだからと言って気を抜いてはだめよ。中にはこの精霊王を憎む人もいる」
彪「俺はあの世に行かせない理由は?」
エイミーはため息をつき 言葉を発した
エイミー「あなたは自分の力に頼りすぎなの。雷 それはもしかしたら この精霊の都市で1、2位を争う強さ 正直 言うと伯の無の力より厄介かもね さて話は終わりよ いまから聖陣を描くよ 描いたその上に乗ってちょうだい」
伯「あの世に行って僕は何をすればいいんですか?」
エイミー「決まってるわよ。今までの歴代の精霊王に会いに行きなさい 不在の死人も入るはず 会える人だけでいい 会って話を聞きに行きなさい。そしてあともう一つ あなたはユグドラシルに参加出来ない ユグドラシルよりも大事なことがこの大会あとに起きるの‥‥今までも精霊王達は殺し合いを続けてきた 始まるの‥‥あなた達が守らなければいけない戦いが」
伯はごくりと唾を飲んだ。 聖陣の上に立った 伯は体が歪んだ そしてたどり着いた所は真っ白になり そして大地が見えた そこは花畑のような大地 家が並んで立っていた
「ようこそ 死の世界へ 初めまして 精霊の孫 水無月 伯よ 私はあなたの案内役として付いてまいります ユクリと申します」
伯「よろしくお願いします ユクリさん あの聞きたいのですが まず初代の精霊王に会いたいのですが‥‥」
ユクリ「なるほど 少々お待ちください」
そう言うと腰にあった本をあけた
ユクリ「いま ちょうど お家にいらっしゃるようです 行きましょう」
そいうとユクリは初代の家まで案内した どれも同じような建物 どれが誰かの家なのかも分からない
ユクリ「ありました ここです 私は外で待ってますのでご緩りと」
伯は家のドアのノックした
「入りたまえ」
声が聞こえ ドアを開ける そこには椅子に座った 女性がいた 巫女服を着て美しい目をしていた
伯「あなたが‥‥初代 精霊王ですか?」
「いかにも 私が初代 精霊王の神無である 以後お見知り置きよ」
伯は神無の前にあった椅子に腰をかけた
伯「僕は今日 現精霊王の知り合いである エイミーという方から 歴代の精霊王に会ってこいといわれここまで来ました 」
神無「なるほど してここまできた理由は無しか 面白い 子孫がこんな子だとは 」
伯「神無さん 教えてください 歴代の精霊王達を」
神無「なるほど いいだろう この世界にきた 精霊王の話を聞かせてやろう。まず始めに 私は元は精霊王では無いのだ 最初は霊王と言われていた。 霊を操る者としての王だった。だがある日 脳に入ってきたのだ 精霊というものを信じるかと? 霊王である私は信じるしかなかった そこで私は頷き 朝 目を覚めていつも通り 舞をしていたら 炎の力が湧いてきた」
伯「そこが始まりだった‥‥」
神無「そう‥‥そこから私は 霊王から精霊王となったのだ。だが精霊の上に立つものは他にいた だが王である私は 王は自分だと言い聞かせるために その精霊達の上に立つ人物 マクスウェルと戦った。 最初はこんなめんどくさいことをと思い込んでいたがすこし 面白くなってな そしたは勝ったのだよ 勝てもしないものを そして私は完全なる精霊王となった マクスウェルと誓いを立て」
伯はずっとずっと熱心に聞いていた 胸が躍るくらい ワクワクしていた まだまだ話は続くが 次の回で




