暴れ足りない
デルコの死から翌日 デルコの下で動いて兵隊達は墓で敬礼をしていた。 これからは精霊王の下で動くという誓を立て動き始める
楠葉「と 言ってもやっぱりこの精霊都市の復興だけどね みんなには頑張ってもらわないと」
復興の最中に起きた出来事 霊王はずっと悩んでいた 竜王が発した言葉 「あなたと…峫王」の言葉にずっと…
霊王「もし…竜王が父さんの所に行ったとすれば…今度狙われるのは 雷王か獣王…俺達を狙いにはこないはず…」
街の修理をみんながしている所を1人のハット帽子を被った老人が現れる
「すまぬが…精霊王達はどこにおるかの?」
都民「ああ あそこの城だよ 多分外にいるからすぐ分かるよ」
「そかそか ありがとな」
老人が城を目指し歩くとそこには神無がいた
「すまぬが精霊王達はどこかの」
神無「私は初代だが?あんたは?」
「これはこれは…私は」
とハット帽子を外して会釈をする
「私はルーク ルーク ナイドと申します」
神無「? 聞いたことないな」
そこに霊王と伯が現れる
霊王「ルークさんじゃないか!」
ルーク「おぉ… 霊王ではないか 丁度良かったわい」
霊王「紹介するよ この人は獣王の側近なんだ… ここに居るってことは獣王は?」
ルーク「獣王様なら大丈夫じゃ ある森の奥におる フレナと一緒にな」
伯「フレナ? 」
ルーク「君と一緒 獣王と契約を交わした女の子じゃ 」
霊王「そうか…獣王は1人じゃないのか良かった あいつだけ俺たちみたいに人間の形になれないからな…」
ルーク「まだまだ元気じゃぞ どうじゃ?会うか?」
伯「でもまたここにアイツらが攻めてくるとなると」
和樹「行ってこいよ 俺や楠葉 神夢らがいるからさ 神無と霊王 伯で行ってこい 」
悠太「そうだ…行ってこい この戦いはお前の為にもある」
霊王「いいか 伯 行きたいのならこれだけは忠告してやる」
伯「行きたい…だから忠告を教えてくれ」
霊王「わかった…絶対に臆すな…臆したらそこでお前は消える…その気持ちでいろ」
神無「まぁ私はお前らと共にしてきたから余裕だがな 伯よ ミクニルやアイツらとは次元が違う 本当に死ぬなよ」
伯「分かりました。 」
ルーク「決まりじゃな …では行こうか」
ルークを先頭に 街を出る 目指すは獣王の居る森
ルーク「そうじゃ…わしは一つだけ聞くのを忘れていた」
歩きながらポツリと言い出した
ルーク「伯よ…お前 何者だ…」
伯「え?僕は精霊王の孫です 和樹の」
ルーク「…そうか」
伯は??が浮かぶ だが神無は違った 汗を…
歩きはじめて やく5時間 小さな町を見つける
ルーク「よし 今日はここの宿で休憩しよう…さぁ 酒場に行くぞ」
ルーク「いやぁ!歩き疲れたあとの1杯は染みるのぉ!」
神無「おい ルーク あんな老人だろう?大丈夫かい?」
霊王「こう見えてもこの人 よく飲むんだよ 死ぬんじゃねぇってぐらい 」
伯「ねぇ…霊王」
霊王「ん?」
伯「すこし外に出ようよ すこし気になる」
伯が外に出るとそこにはチンピラが6人いた
チンピラ「おい なんだてめぇ?」
霊王「俺らに言ってんの?」
伯「うん こいつら僕らが酒場に入った時からずっとこっち見てたんだよね 少し痛い目を見てもらおうと思ってさ」
チンピラの1人が伯を殴り掛かる だが伯は軽々と避ける
伯「こんなもの…おじいちゃんとかと比べればクソだ!」
伯の目から光が消える その目は完全に殺しにかかっていた 霊王は何も手を出さずに伯の戦いっぷりをずっと見ていた 身長の低い伯に対しチンピラ達は押されている
「すまなかったぁ! 許してくれ!」
伯「どうせ 金目のもんでしょ?ないよ?」
「すまなかったぁ!」
と走り逃げていく
霊王「なぁ 伯お前…」
伯「なに?」
霊王「いや なんでも」
神無「終わったか?」
ルーク「ええ感じじゃったなあ!ヒック!」
ルーク達は宿に帰り爆睡をはじめた
霊王はベランダから空を見上げていた
神無「眠れぬか?」
霊王「あぁ…あいつの人を殺す目を見たらな」
神無「はは…私もルークも思ったよ…死ぬなって」
霊王「なぁ…もしかしたら こいつ」
神無「さぁ…どうだろうなー 」
翌朝
ルーク「さあ…あともう少しじゃ 行くぞ」




