この時を
デルコ「私はこの2年前に 峫王一族と名乗るものにあったんだ。 何用だと伝えたんだ。そしたら「峫王復活を手伝ってもらいたい 精霊世界にいる 精霊王達を殺せ」と 」
神無「待て…2年前ということはまだ 私達が会う前 予言か?」
デルコ「分からない だが 今の状態で分かるように あいつらは私たちを攻撃するつもりは無いらしい 今のところはな」
楠葉「多分 峫王の目的はひとつだと思うよ 僕らを殺すことでは無いはずだ 理由はあるんだ」
伯「なんですか?」
楠葉「アルミシア…アルミシア・オーファンの復活だよ。 アルミシアって言う女神がいたんだ そいつはこの王達が集まる場所で眠りから復活する。 実は王達の力はアルミシアから出ているんだ。そうだよね?」
霊王「よく知っているではないか そうアルミシアは私達の母親みたいな存在だ。 それを復活させるために峫王は目覚めたんだ。 でもまだ 獣王と竜王、聖王が見つかっていないとなると復活は出来ない 早めになんとかしなければな」
霊王達が対策を練っている中いきなり地震が起きる 何かと窓の外を見ると街中のほうから土煙が上がっている なんだあれはと思い 霊王達はその場所に行く
伯「あれは!?」
土煙の中から白い獣が出てくる。
和樹「あれは 幻獣ミクニル!」
「下がってなさい!」
とユクリが煙の中から声を出す。
和樹「ユクリ!大丈夫か!」
シド「和樹!援護できるなら頼む!」
ミクニル「現世に蘇った!私は!また!この世界で頂点に立つ者になるぅ!」
和樹「黙れ!てめぇは坂三浦を食ったんだ!やつの体は返してもらうからな!」
ミクニル「サカ三浦? うっ!ぐぁぁぁ!」
ミクニルはその名前を聴くといきなり頭を抱え込みじたばたし始める すると体から黒煙が溢れ出す。 黒煙と共に黒炎も溢れだしていく
霊王「こ、これは!あんたら下がれ!こい…」
言葉を発する瞬間 ミクニル体が大爆発を起こす 伯達は近くにある建物で体を守ったが 街中はまた大きく損壊してしまった。
霊王「嘘だろ…まさかあいつも…500年もあそこにいたのか!?」
和樹「なに?どういうことだ…」
霊王「やつは坂三浦なんかじゃない それは記憶を消していただけだ。やつの本当の正体は!」
黒煙、黒炎からひとつの影がこちらに歩いてくる
姿は 黒く染まったマントに 背中には美しくそして黒い竜のような羽が生えている 片目は黒 そしてもう片目は赤く染まっている
「現世…500年の時を私は跨いだのか 峫王よ…私はあなたと共に」
そういうと彼は素早く空を飛びどこかに言ってしまった
霊王「……」
和樹「説明しろ あいつはなんなんだ。坂三浦じゃないってどういうことだ」
伯「もしかして 500年ってことは」
霊王「あぁ あいつは俺たちと共にあった 1人の王 「竜王」だ」
「やはりかぁ… 道理でその力が出ているわけでしたか」
シドのほうから美しい声が聞こえてくる
霊王「お前…何かいるのか?」
シド「あぁ…言うのを忘れていた 私はシド 私は1人の王になったんだ」
シドの背中から美しく聖剣を持った ものが現れる
霊王「こんな直ぐに 見つかるなんて 聖王!」
聖王「久しぶりだな さて 竜王の話に戻ろうか」
シド「私とユクリはミクニル つまり竜王と戦ってたんだ。 君たちが消えてからあいつはいきなり強くなりだした そしてこの現世に行ける亜空間を作り出したんだ まさか 竜王だなんてね」
デルコ「じゃあ これで残るは…」
デルコが言葉を発した瞬間 デルコの胸に矢が刺さる。 家の屋根から打たれ 横になる
伯「デルコさん!」
「お前は…約束を破った 当然の報いだ そして精霊王達よ そして王達よ 貴様らは死を選ぶ道しか与えん 峫王が復活し 全てを飲み込むその時がお前達の全て全人類の命日だ」
影で見えないが発した者はすぐさま消えた
デルコ「やつは峫王一族だ どうか頼む」




