舞い降りた盲目の天使1
エブリスタより、こっちに来て、更新をすることになりましたので、よろしくお願いします。
暇な日常。「暇なのは平和な証拠」とか言われても暇なもんは暇。非日常な日々はいらないけど少しくらいなら刺激がほしい。一ヶ月前まで部活しててまぁ最後の大会で引退。泣きはしなかったけどそれなりに頑張ってたしなんだかなぁって感情が続いてた。そんな感情も薄らいでいった最近はやることもないのでこうして暇暇言っている。引退してから一人は彼女と遊び、一人はすでに受験勉強。俺と同じように暇な人間はあんまいない。
「彼女とかいればこの夏はたのしいのかねぇ」俺のとなりにいる数少ない暇人の河合修也がボヤく。
「確かに彼女いたら楽しいかもなぁ。」俺も一緒にボヤく。
彼女か・・・俺にも似たような人がいたなぁ友達以上恋人未満って感じで。それなりに可愛かったし人気もあったけど俺と付き合うと皆思ってたから告白はされてなかった。話の流れで告白したことがあって彼女は「ちゃんと告白してほしかった」と俺に言ってその場からいなくなった。それからはまともに話していない。正直言うと、彼女の言う通り俺は行為をあまり持っていなかったかもしれない。まぁ、もう今となってはどうでもいいことだ。
「美夜ちゃんのことでも考えてたのか?」
・・・ニヤニヤしてるし、冗談のつもりなのだろ。でも冗談に聞こえない。コイツ、キモいな。
「まぁ、お前の考えてることなんてどうでもいいけど、転校生の話は聞いたか?」
「一応」
こんな町に引っ越してくるなんて珍しいから、皆いろんな噂をたてて遊んでいる。
「なんか、飛行機の予定が変わって本当は今日だったんだけど明日来るんだとさ」
「ふーん」
正直どうでもいい。俺は俺の邪魔をされなきゃ、誰が来たって気にしない。それに転校生なんて、チヤホヤされるのなんて長くて一週間くらいだろ。そのあとは、転校生なんて扱いされず、誰かと仲良く遊んでるか、友達ができないでぼっちになるだけ。すぐに俺の周りには暇な日常が戻ってくる。
キーンコーンカーンコーン
チャイムが廊下に鳴り響く。この前学校を新しくした。、前は廊下にしかスピーカーがなかったのに、今は教室にもあるのでスピーカーが直に耳に入り、うるさいうるさい。
「じゃあ、後でな一誠。放課後な~」
「すまん、今日は用事があるから先に帰っててくれ」
「うい。帰ったらすぐskype開いて、FPSな」
「了解」