始まりの船
初めて書くので本当に下手ですがよろしくお願いします。
高橋真人(16歳)は、中学に入った頃からこの世界に違和感を感じていた。
外観はどちらかというと良いほうだ。
スポーツは万能、頭も悪くは無いし、それなりにモテる。
それでも真人は、何かが足りない気がしていた。
それはまるで、本来あるべき物が無いような・・・
ドカーーーーン
物凄い衝撃音が響いた。
「はっ!?」
真人が慌てて飛び起き、外にでると
真人の家からそう遠くない場所に見たことも無い飛行船が墜落していた。
「なに・・あれ・・?」
真人は走った。
そこに行けば、長い間感じていた違和感の答えがわかる気がしたのだ。
真人が飛行船についた頃には既に人だかりが出来ていた。
「はぁ・・はぁ・・・・」
息を整えながら真人は思った
(こんな船みたことないぞ?・・・)
人だかりを抜けると、真人の義父である高橋勇人がいた。
勇人は、消防士で誰よりも先にここに来ていたのだ。
「親父!!なんだよこれ!!」
真人が近くにより勇人に問う。
「わからん・・・飛行船のようだが・・・」
勇人が携帯で何やら文字を打ちながら答えた。
ふと、真人は飛行船の裏側に移動し始める。
まるで・・なにかに導かれるように・・
そこで、落ちた衝撃で空いたと思われる穴を見つける。
(あそこから中に入れそうだ・・・!!)
人が一人入れる程度の穴から中に入ると、真人は言葉を失った。
そこには、見たこともない生き物が檻に閉じ込められていたのだ。
見た目は、ライオンにも見えるが少し違う。
背中には羽のようなものも見える。
他にも見たこともないような生き物が檻に入れられている。
(なんだよ・・あれ・・・?)
真人は一瞬驚き、そして思う。
(これは・・この世界の生き物じゃないのか・・?)
[裏の穴から入れる!!中に何かいるから気をつけて!!]
真人は携帯を出して勇人にメールを送信すると、檻とは反対の方向に進みだした。
心臓が高鳴る。
恐怖もある。
だが、ここで引き返してはいけない気がした。
中には誰もおらず、静まり返っていた。
真人の足音だけが響いている。
少し進むと大きめの扉を見つける。
真人は一瞬ためらったが、覚悟を決めて扉を開けた。
(ッ!?)
そこには見たこともない
たくさんの結晶が散らばっていたのだ。
「これは・・」
そこまで言って結晶の1つが光を放ち宙に浮き始める。
その結晶は、真人の目の前まで来るといっそう光を強めた。
真人がゆっくりと右手をあげ
結晶に触れた瞬間
眩しいほどの光を放った・・
そこで意識を失った。