表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

異世界転生シリーズまとめ

転生狩りに気をつけろ! もはや転生先は転生者で溢れている!!

掲載日:2026/02/23

「はっはっはっはっは! 弱そうな奴だなー。おい、お前、俺が誰だか分かってんのか? 異世界から来た、世界最強の勇者様だぞ!」


重厚な鎧(ただし装飾過多)を纏った男が、取り巻きの女たちを侍らせて吠える。

「ねぇなろう君、あんな奴早く片付けちゃってよ~♪」

「私も、なろう君の本当の力、早く見たーい♪」


「まあまあ、そう焦るなって。少しぐらい手加減してやってもいいが、俺様の力でじっくりいたぶってから――」


ギィッシャ!!


勇者「なろう君」の饒舌な口が、次の言葉を紡ぐことはなかった。

一瞬の閃光が彼の喉を断ち割り、鮮血が噴水のように舞う。


ブシューーーーーー!!


「きゃーーーーー! なろう君がーーーーーー!!」

「嘘よ、こんなの……あり得ないわ……っ!」


「さっさと失せろ」


冷徹な声に、女たちは悲鳴を上げて逃げ惑う。男は汚れを払うように手を振り、「ぱたぱた」と服を整えた。


「……場違いな薄着の女と、視界の悪い兜を過信する男。本当、どいつもこいつもお決まりだな」


男は転がった「なろう君」の死体に手をかざす。

「悪いが、魂は貰っとくぞ」


シューーー、グシャ!


魂すらも物理的に粉砕され、男は退屈そうに空を見上げた。

「まったく、なんでこうも同じ面ばかりなんだ。気味悪い。……ん? 近くの領域で派手にやってる連中がいるな。挨拶に行ってやるか」


(完)


2015に書いたにしては上出来でした。

続きがバラバラですがありました。


「ここか……。腐った『上位陣』の遊び場は」


教会の威光が届く街の入り口。俺が足を踏み入れると、怯えた様子の男が声をかけてきた。

「なあ、あんた! 今の空を見たか? 異界の悪魔の予兆だ……! 早く教会の方々に報告しにいかなければ。さあ、あんたも来い!」


男の必死な演技。だが、その瞳の奥にある狡猾さを俺は見逃さない。


「待ってくれ。俺の格好を見てくれ。こんな物乞いのような姿で教会に行ったら、追い返されるのが関の山だ」

「大丈夫だ! 『悪魔』の情報を報告すれば、彼らは慈悲深く受け入れてくれる。ほら、早くしろ! あの『魔女』に捕まったら終わりだぞ!」


必死に俺を「処刑場」である教会へ誘導しようとする男。俺は内心で冷笑しながら、その誘いに乗ることにした。

「そ、そうだな……案内してくれ」


「タッタッタッタ……」


男の背中を追いながら、俺はあえて問いかける。

「……なぜ、そんなにその『悪魔』を恐れるんだ?」


「知らないのか? つい最近も、聖女に化けていた異界の魔女がこの街を滅ぼそうとしたんだ。それを教会の方々が……(ゴニョゴニョ、ゴニョゴニョ)」


男が口にする「教会の武勇伝」。それは全て、俺が知る「転生狩り」の隠蔽工作だった。


「なるほど……状況は分かった」


俺は足元で影を動かした。まずは、俺を誘い込もうとしているこの「デコイ(囮)」を消し、連中が張った罠の上から、さらに巨大な罠を被せてやる。


「厄介な連中だが……『元祖』のやり方を思い出させてやるよ」


(完)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ