表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/37

四日目スタート

「散々俺嫌がってたけど、普通に熟睡してしまった。」

昨日しぶしぶ一緒に寝ることにしたが、思いの外普通に寝れてしまったのであった。


「俺、こいつの寝相が悪そうだなっと思ってたけど、普通に寝相いいなこいつ。」

横を見ると、アリスはすやすやと眠っていた。白い髪が枕に広がり、寝息は静かで、まるで人形みたいだった。


「黙っておけば、めっちゃかわいいなこいつ。ん?これ、なんかロリコンくさいセリフだな。」


「そうだな、霧島。」


「うゎ、お前起きてたんか。」

思わず飛び退く煉に、アリスは薄く目を開けて小さく息を吐いた。


「妾をそこら辺の子供と一緒にするな。」


「・・朝飯作るか。」

といって煉はキッチンに向かった。

「アリス、お前も手伝ってくれてもいいんだぞ。」


「お主、妾が料理ができるとでも思っておるのか?」


「・・っまそうだよな。」

煉は一人で作ったのであった。


簡単な目玉焼きとトーストをテーブルに並べ、二人で静かに食べ始める。


「アリス一ついいか?」

アリスは一旦食べるのを止めた。


「何だ?」


「ずっとこの窓から見えてる、空の果てまでありそうな塔ってセントラル・プラトンだったりするのか?」


「そうだな、あれにはもう、お主の情報も入っておるがな。」


「え?俺の情報もうあるの?怖。」


「そんなことより、お主今日は、どうするつもりなんだ。またしても町の散策か?」


「まあ一応そんなつもりだけど、急にどうした。」


「今日は妾がお主を第一区に連れていってやろうかなと思っただけだ。」


「え、マジ。お願いします、アリス様。」

思わぬ展開に、煉の顔がぱっと明るくなった。


アリスは小さく笑う。

「ふふ、ようやく主従関係らしくなってきたではないか。」


「主従って、俺、ペット扱いかよ。」


朝の陽光がカーテンの隙間から差し込み、部屋を温かく照らしていた。こうして、煉の波乱に満ちた、異世界生活四日目が始まる。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ