表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/6

世界観を展開するタイミングが分からない問題

 小説を書くのって意外と難しい。色々な難しさはあるけれど、その物語の世界観を展開するタイミングが分からないという問題がある。


 小説を書き始める時には、ある程度その物語の世界観を考えているものだと思う。ファンタジーを書くなら魔法の詳細とか、国同士の関係とか。そういうのね。


 でも、これをどの程度、どうやって小説の中に組み込んでいけばいいのか、これが難しい。


 最初からバシバシ出していくと、読者の方にとってはただの「私が考えた最強のファンタジー世界の設定集」にしか見えない。そんなの私だって読みたくない。そうだよ、私の最初の小説はそんな感じだった。誰が読みたいと思うんだよ。


 でもだからと言って、その世界観をずっと出し渋っていると、これはこれで問題が発生するのだ。世界観を提示してないというのは、つまり読者の方が持てる物語の知識が少ないということを意味する。背景知識を全く持たないで古文を読むみたいなもの。読者の方も読みにくいし、私にとっても書きにくい。伝わらないことが分かっているから。


 正直、私がなんとなくテンプレを使いたくないのもこれが理由。テンプレって、知っている人には読みやすいよね。でも知らない人にはとても読みにくい。私は恋愛小説をほとんど読まないのだけど、最近流行りの「皇后」とか「奥宮」とか全然分からない。無知を正当化するわけじゃないけど、分からないものは分からない。呪文にさえ見える。リョウメンスクナが「奥宮滅ぶべし」って言ってても全然違和感ないもん。


 ちょっと話がずれた。なんの話だったかというと、世界観を出すタイミングが難しいという話だ。最初からストレートに出したらちんぷんかんぷん。出し渋っていてもちんぷんかんぷん。もー難しい。


 一時期はこの解決策として、「世界観を出すことそれ自体をエンタメにしよう」と思ったことがあるんだよね。つまり例えば、「国同士の関係」について展開する際に、「その国同士が戦争をしていて、そこに主人公が巻き込まれていく」みたいな物語を書けば良いと思ったんだよ。


 でも、これもこれで問題がある。本当にしつこいけど、ごめんね。私には問題しかないのだ。


 世界観を展開することをそのまま物語に落とし込むと、私の書く小説それ自体が「私の考えた世界観の伝達手段」になっていくんだよね。小説を書く目的が、小説のために考えた世界観の布教になっていく。

 もうそれは神話じゃん。ギリシャ神話じゃん。ホメロスのしたことじゃん。私には荷が重すぎるよ。若いころの私はそんな荷の重さなんて知らず、頑張って重厚で魅力的な世界観を考えたりしたのだけど。今となっては紙くずだよ。どこかで再生紙に使われているといいね。


 これに関しては解決策が分からないな。もともとミステリを読むことが多いから、あまりファンタジーを読まないんだよね。でもここ「なろう」で受けるのはきっとファンタジーだし、私も別にファンタジーが嫌いなわけじゃない。ファンタジックなミステリだって別に書けないことはないと思う。


 もう少しファンタジーを読むべきかもしれない。というか単純に、「私の知識を他人に面白く伝える」みたいな訓練が足りない気もする。人と話さないから。やっぱりリアルの経験が足りないのかな。うーん。ちょっと考えた方が良いかもしれない。とりあえず、なろう小説を読んでみようと思う。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] わかりみが強すぎるw [一言] これはめちゃくちゃ分かる。 私は、設定を後回しにし過ぎて、『後出しだろ、これ!』と言われる派です。 前に出し過ぎても設定資料集になりますが、後ろで出し過ぎ…
[一言] んー、読者のこと考えすぎー でもきっと乗り越える!そんな気がします!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ