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モチベーションが保てない問題

 小説を書くのって意外と難しい。ということに最近気づいた。色々な難しさはあるけれど、そもそも書くモチベーションを保つのが難しいという問題がある。


 私はこれまで何度か長編にチャレンジしているのだけど、たいてい4話くらいまで書き溜めて終わるんだよね。それ以降は完全に放置。頑張って考えたキャラもストーリーも世界観も全部ポイっとしてしまう。


 しかもちょっとした完璧主義みたいなのがあって、ある程度書いた小説じゃないと、そもそも公開もしたくないんだよね。だから結局、Wordファイルだけ溜まっていく。小説の原型みたいなのが無限に増えていく。誰にも見られないままで。


 つまり、小説を書き続けるモチベーションが全然わかないんだよね。最初は良いんだよ。一番最初はストーリーが始まるところだから、割と自由に書ける。ゲームを始めたばかりの、「このゲームはどんなゲームなんだろう」っていう期待感みたいなものがある。でもそれも、どんどん萎れて行ってしまう。だから続けられない。私の人生そのものみたい。


 もうとにかく続かない。途中でやめてしまう。頑張って小説のことを考えていたのに、ひと段落ついて別のことをやりだすと、途端に小説のことが頭から消えてしまう。それ以降、「あれ、どうして私はあの小説を書こうとしていたんだろう」って自分で疑問に思い始める。熱が冷める。飽きるというか、途切れるんだよね。


 いろいろ理由は考えられるけれど、今のところ二つの理由が大きいかなと思っている。まず一つは、そもそも私の小説が私にとっても面白くない問題。面白くない物語を書き続けるモチベーションは湧かない。むなしくなっていくだけだから。

 もう一つは、「小説を書くというプロセス」それ自体に喜びを見出せない問題。創作やめちまえって話だよな。才能が無さすぎる。こんな根本的な問題を抱えながら、どうして小説を書こうなんて思ったんだよ。まあそれは、「小説を読むだけで終わりたくない」っていう否定的なモチベーションなんだけど。


 いわゆる小説を書かれている方々は、多かれ少なかれ「小説を書くというプロセス」を楽しんでいるものだと思うけれど(そうでもないかもしれないけど)、私にはそれがない。絶望的にない。それでいて、自分に才能があるわけでもなくて、惰性で書いている物語は面白くもない。つまらない。これでは続かない。つまり、モチベーションが保てない。


 これに関しては、もう私自身の欲望を変形させることくらいしか、解決策がないように思う。でもそれは、自分自身を変えるっていうことだから、どれだけ成功するか分からない。それに、具体的にどうすればいいのかも分からない。

 とか抽象的なことを考えているから駄目なんだろうな。私の悪い癖だ。もっと具体的に、「どんなキャラだったら、どんな物語だったら作者である私自身が面白いだろう」って問う必要がある。はずだ、きっと。私が好きなキャラ。推理力に長けているけど謙虚な紳士キャラ。私が好きなストーリー。民俗学的なホラーミステリー。こういう物語を書こう。勉強して。

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― 新着の感想 ―
[一言] 物語はなにかメッセージを伝わりたいからこそちゃんとした物語になると思います!
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