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オカエリ

作者: 今井キマリ

"最初から君の声が聞こえていたよ。"


今月、新しいユニットの付き人に


鞍替えする西谷に長戸弘也は


言い放たれて分かった。


自分は消える。


西谷がいつも言っていた文言。


"いい子でいなさい。"


長戸は嫌で嫌で仕方なかった。


長戸は日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を


受賞してから変わった。


全く西谷の言う事を聞かなくなった。


西谷は一年前に事務所に伝えた。


"長戸にはもう私は必要ありません。"


長戸は個人事務所を作り


独立したが


もう消えかかっている。


"長戸くん、調子に乗ってはいけない。


売ってくださった方々に感謝しなさい。"


西谷が三ヶ月前に言ってくれた話を


思い出す。


長戸は事務所の傘下に戻った。


昔とは違い歩合だが、


すぐCMが決まった。


長戸は西谷に


深く頭を下げた。


西谷はいった。


"オカエリ"

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