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異世界に来ました

異世界に来ました。

リリが、転移する場所を色々と調整してくれたので、ちょうど国境前の門の近くに来ることができました。

ふむふむ、この感じはTHE中世のヨーロッパに剣と魔法のファンタジーを足した世界ですね。


「それじゃ、悠花。私は、この格好だと目立つからこの世界に調和するね」


リリが、そう言ったときリリはいなくなりました。

いえ、正確にはリリが小さくなってしまいました。


「やっぱり、あの姿って目立っちゃうからこの世界の精霊風になったの。あっ、正確には女神が精霊風になったから精霊じゃなくて、聖霊(・・)なんだけどね!」


なるほど。確かに、リリは元は女神様ですものね。

なんとなく、チートじゃないですか。


「わかりました。でも、精霊(?)が私の周りにいたらおかしくないですか?むしろ、悪目立ちとかないですよね?」


なんとなく、気になったので聞いてみることにしました。

だって、精霊が近くにいるとか........やっぱ目立ちます。


「それについては、安心して!むしろこの世界って精霊持ちって言うんだけどそういうのって結構あることなの。だから、逆にいた方がいいのよ!」


女神様、もとい精霊がいっているので信じてみましょう。

あれ、聖霊でしたっけ?


「精霊と、聖霊って何が違うのでしょうか?」


私は、リリに聞いてみました。


「ぁ........。忘れてた!この世界は剣と魔法のファンタジーって行ったけど、普通に精霊や亜人と呼ばれる獣人やエルフ、魔獣とかも普通にいる世界なの。忘れてた!」


リリはまた忘れていたようです。

怖いです。今のうちに聞いておかなくてはいけないことがたくさんありそうなこの雰囲気が怖いです。


「なるほど........。ところでさっきから気になっていたのですが、精霊と聖霊ってどう違うのです?」


ずっと疑問でした。

発音は同じなのに、なぜ分けるのでしょうかと。


「あっ、その事?簡単に言うと、聖霊って、精霊の上位種になるの。」


リリは恐ろしいことを簡単に口にしました。

ここでも、チートが来ました。

もう、この世界に申し訳ないです。


「なるほど。わかりました。にしても、すごいファンタジー世界ですね。ましてや獣人までいるなんて........。少し興味が湧きました。いつかお会いしたいです。」


「悠花、会いたいんだったら簡単に会えるよ?」


私が、これからのことに耽っていたらリリはまたまた恐ろしいことを口にしました。


「あのリリ、簡単に(・・・)会えるというのは?」


「今から入るこの国は、人間だけじゃなくて、獣人をはじめとした亜人とかがたくさんいる国なの!だから、逆に亜人は道にたくさんいるから、見つけるのも容易いくらいだよ!」


「そ、そんなに........。」


「うん、確かに全体の人口の95パーセント以上は亜人だったような気がする!」


95パーセント以上はって........すごいですね。

というよりも、人間ってこの世界にあまりいないのでしょうか?


「この国はあなたの世界で言うとまさに多民族国家ってところなの。それに、人間だけの国なんてのもあるけど異世界初心者には向かないくらいだから、候補からはずしちゃった!」


なんと。リリ、ありがとうございます。

向かないって言葉でなんとなく察しは着きました。

確かにそんな国は嫌ですね。


「この国、エルメント王国はいい国だよ。私が神界からリサーチしたときもまあまあいい国だった。」


エルメント王国ですね。

王国って言う響きが流石は異世界ですね。


「んじゃ、あのゲートを通るよ!そしたら、本格的な異世界生活の始まりだよ!」


私よりもリリがはしゃいでいます。

えぇ、私もすごくはしゃぎそうですが。


「あっ、はいっこれあげる。これは、私よりもお偉いさんからもらったステータスカードね。これが、こっちの世界ではパスポート代わりになるから!」


リリからもらった、ステータスカードは私の通っていた高校の生徒手帳くらいの大きさのだった。

そこには、私のことが書いてあった。


よし、行きましょう!


「ようこそ、エルメント王国へ。あなた方は、この国は初めてですか?」


兵士の格好をしたお姉さんが受付をやってくれました。


「は、はい。えっと、初めてです。」


どうしましょう。

初めての異世界の方です。

緊張します。


「では、この国のざっくりとした説明をします。この国は、多民族から成る多民族国家です。人間だけではく亜人の方も共存して暮らしています。この事は了承願います。」


お姉さんの目付きが一瞬怖くなりました。


「は、はい。構いません。」


「そうですか。ありがとうございます。宿屋でしたら宿屋街があるので、仕事でしたら職業仲介センターまで行ったらいいかと思います。」


「あっありがとうございます」


お姉さんは親切に教えてくれました。

確かに働き口は考えなくては行けません。


「それでは、エルメント王国へいってらっしゃいませ」


「いってきます!」


私は、ゲートをくぐりました。

さぁ、異世界生活の始まりです。





【月宮悠花】

職業→つい最近まで高校生、

出身地→ここから遠い場所

スキル→異世界言語、丁寧な物言い、聖霊リリアーナの加護、健康


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