第2話 いつもの楪リン
「ただいまぁ…」
返事は返ってこないのに、日課のようなただいまを言った後そのまま私は自宅のソファに倒れこんだ。
「今日…疲れたな…ひなたの奴…はぁ…もういいや…めんどくさい…」
重たい体を起こし、真っ先にソファの前においてあるテレビ台へ向かいゲーム機の電源を付けた。
「今日のデイリーやっとかないと…」
ソファに深く座ってただひたすらにゲームをした。毎日こんなもんだ。時々ひなた達に誘われて遊んだりするが、基本家でゲームするか漫画を読む。止める人がいないからここは楽園だ。
両親は海外の仕事であるという都合で、日本にはいない。一緒に行く選択肢もあったが、日本でJKをしたいといって一人暮らしをしている。
家賃はありがたいことに出してもらっているが生活費は自分で稼ぐしかない。
本屋のアルバイトで稼ぎその本屋で漫画を爆買いする。ほんとに稼いでるのか?とたまに自問自答する。
それと、ほんとにこれでJKできているのかどうかも自問自答する。まぁいいや。
「あ、そういえば明日、国数英の確認テストだったよな。」
ゲームを始めて数時間。外が暗くなり始めたころ、ふと思い出したかのようにつぶやいた。
一年生の時やった範囲の確認テストだ明日ある。落ちたら追試。
「ん~…落ちてめんどくさいことになるのも嫌だからやるか…」
ゲームをするか否かの葛藤を乗り越え、何とか重い腰を上げ鞄から問題集を取り出し、机に向かう。
夜も更けてそろそろ寝ようと問題集を閉じている時、
ピコンッ
スマホの通知音。視線をスマホにやると、ひなたからのメッセージだ。
『やっほー!リンおきてるー?今美桜と通話してるんだけど、リンはさ、恋は追いたい?追われたい?』
コイツら明日の事忘れてるのか?
私の記憶が正しければ、この2人が勉強で明るい表情をしているのを見たことがない。
呆れたため息を吐き、メッセージを打つ。
『興味無い。それよりひなたと美桜は明日のことに関して追った方がいいんじゃない?知らないからね。』
送信。
『え、、、あしたなんかあったっけ?』
『え、え、リン?美桜もわからないらしいんだけどっちょっとおしえてっ』
…
『確認テスト。まぁいい確認になるんじゃないかな、あなた達にとって』
そう打ってスマホを充電器にさす。
お風呂やスキンケア、歯磨きを済ませベッドに入る。
スマホに通知が溜まってた気がするけどまぁいいか。
(恋は追いたいか追われたいか…。まぁ私には関係ないな。)
少し胸がソワソワしたがスムーズに入眠できた。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
リンの日常と、なんだかんだ少しは女の子らしいリンが見れましたね。
もう少しいつメン女子達の日常が続きます!




