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絶望の淵で生を叫ぶ  作者: ふく
小学校時代
15/18

小学校時代 その14

また別の日の話。


あの日はプールがあった。


クラス別に列に並んでいると。


「痛ってえな、何すんだお前!」


たまたま前にいた子に手が当たってしまったらしい。


しかもK君の友達、やんちゃ系の子である。


「えっ、あっ、これはちがっ」


弁解する暇もなく、拳が振り下ろされる。


足もでる。


いつの間にかK君も参戦し、


ボッコボコにされた。


いうほど外傷はなかったが、


メンタルがボロボロだった。




こんな調子が毎日のように続いた。


「気持ち悪い」だけですめば良い方である。


定期的にボッコボコにされる日があるので、


体も心も保たなかった。


そして、ついに。


「学校に行きたくない」と感じるようになる。




家を出るときは笑顔で出る。


登校班の班長として班を先導し、


学校まで着くと、憂鬱の始まりである。


さんざん悪口を言われ、


下校する頃には心ボロボロ。


でも、親にも先生にも言えなかった。


理由は、「仕返しを恐れて」。


それ以外もあったが、これが一番だった。


そしてこの理由も誰にも言えなかった。


そうして、一人で溜め込んで、


毎日帰ってくると涙を流した。


1週間に1回は自〇を考えた。


でも実行する勇気はなかった。


それが良かったのか悪かったのか...




今日はどうしても行きたくない。


母が理由を聞くが、答えたくない。


でも、何回も聞かれて。


しぶしぶ話した。




毎日悪口を言われること。


ときには殴られたりすること。


クラスのほぼ全員に避けられること。


他にもたくさん話した。


先生にも言えなかった。


「やめて」と言える勇気もなかった。




当時の自分から見たら学校全体が敵に見えた。


ほぼ全員に嫌われてる。


もうやだ。




母が学校に電話した。


やめて、電話はしないで、と言ったのに。


そして、K君と先生と、私で直接話すことになった。




先生がK君に問う。


「なんで〇〇君に悪口言ったりするの?」


その問いに、K君は答える。




「だって、〇〇が悪いことするから。指導のつもりで...」







は?




指導、だって?




私が何した?




私が何をしたんだよ!




教えろよ!




答えろよ!!




何が悪いことだったんだよ!




何がいけなかったんだよ!!




私はどうすればよかったの!?




何が、何だったの...?




それくらい、言ってやりたかった。




お互いに謝って終わりにしましょう、じゃないんだよ、先生。




私だって混乱してた。




だから謝ってしまった。




何もしてないのに。







何もしていない?




いや、まて。




私が、悪かったのか。




私が、悪かったんだ。




私が、みんなに迷惑をかけていたんだ。




だとしたら、なにがいけなかったんだ。




わからない。




なにも、わからなかった。




それは私の頭が悪かったせい?




周りがおかしいの?




私がおかしいの?







なにも、わからなかった。

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