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絶望の淵で生を叫ぶ  作者: ふく
小学校時代
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小学校時代 その12

私?


私に向かって言ってるの?


戸惑ってしまった。


声をかけられただけなのに。


「あ、うん...」


精一杯の声量で、そう答えるしかできなかった。


でも、どうせ。


認められない。


バカにされるんだ。




「パソコンなんてやって何が楽しいの?」


「気持ち悪い」


「死んだほうがマシ」


「こっちみんなよ」




私が、




何をしたの?




ただいつも通りに登校して




いつも通り授業を受けて




いつも通り休み時間にパソコンでタイピングしてるだけだよ?




何が悪かったの?




悪かったよ、謝るから。




言ってくれれば謝るから!




何が間違いだったのか。




どうすればよかったのか!




教えてくれよ!!




頑張って直すから...




なんで殴るの?




なんで蹴るの?




なんで、私だけ。




なんで私だけ、




「ヤバいやつ」扱いされなきゃいけないの?




なんで授業中勝手に出歩いているやつには友達がいて。




自分なりに真面目にやってるのに。




一生懸命やってるのに!




私は。







「俺もパソコン好きなんだよ!仲良くしようぜ!」


その言葉で、どれだけ救われただろうか。


あのとき、君がいなかったら。


私は全てを諦めていたかもしれない。


F君。君のおかげだ。


今の私があるのは、君があの時声をかけてくれたから。


本当にありがとう。

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