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恋唄

作者: 岡本琴恵

恋の歌を聞いている

切ないメロディと歌詞が

胸に刺さる


痛いよ……


だけど君はいなくて


涙が勝手に出てくる

泣くな

なんて無理

この夜だけだから

恋の歌に

溺れて泣かせて


恋の唄歌おう

今はもう届かない

君に寄せて

恋の唄叫ぼう

君への愛を誓って


一人

独り

ひとり


悲しくて

誰かに縋りたくて

誰にも言えなくて


鼻を鳴らす


桜は散ってしまった


山を見る

山桜はまだ

力強く咲き誇って

私の行く末照らすように


藤の香が届く

季節の郵便たちが

移り変わる私の心にリンクして

慰めてくれる


大丈夫

大丈夫よ


空を見て話しかける

……届きますか?


届かなくてもいいの

あなたを愛した季節

多分ずっと宝物

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― 新着の感想 ―
[良い点] 歌はメロディと歌詞と、そのときの季節などが相まって、心に伝わってきますよね。桜散るこの時期、切なさもつのりますが、まだ残る山桜や新たに咲く花があり、そうした景色とともに描かれているところが…
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