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テーマ詩集:あいさつ

ごめんね ありがとう

作者: 歌川 詩季

 幸せなもの、描かないなあ(笑)

 なげやりのまま ペンを置くんだ

 飽きっぽいのはわかってる

 責めてくれるほうが いまは楽かも

 手ごたえがなくちゃ いやだってのは

 わがままとどっか ちがうのに

 からまわりにちょっと 疲れたのかな


 これで ぜんぶだいなしに するのなんて

 ほんと ばかげてるけど


 ごめんね ありがとう

 ひきとめどころか みおくりもいらない

 ごめんね ありがとう

 明日(あした)には忘れて 新しい毎日をはじめてよ



 読みかけのまま はさみっぱなし

 (しおり)をひきぬいて ちぎる

 どんなエンディングでも もういいやって

 その気になれば またさいしょから

 やりなおせるかも しれないと

 とじたページひらく 手をとめたんだ


 これで ぜんぶもとどおり なるのなんて

 きっと ありえないよね


 ごめんね ありがとう

 さよならのときは 涙とかいらない

 ごめんね ありがとう

 明日(あした)には笑って 脱け落ちたことも気づかずに

 まったくの、バッドエンドでもないみたいですが。

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― 新着の感想 ―
[一言]  自分が未練を持たないように、相手の未練もいらない。  裏返しのような響きもありながら。  レスがなくとも、やっぱりね、で済ませる。  流されてるようで自分勝手。
[一言] 最初は「わたしたち」のお話かと思いましたが 失恋文庫の世界観かな? 終わりだけど始まりのような そんな感じがしました
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