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手と心でつながる  作者: かっちゃん
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ブロローグ 自己紹介

こんばんは。

新しい小説ができた。僕も耳が聞こえない。実際の経験とほとんど同じではない。自分で考えて作った物語です。

良かったら読んでみてください。

今日は東高等学校の入学式だ。


僕は耳が聞こえない。

母が風神ウイルスに感染して、母のお腹の中にいる僕も感染した。

そのせいで生まれつきで耳が聞こえなくなった。


小学校から中学校までは特別支援学校に通っていた。

でも僕は普通の学校に通ったほうがかっこいい。


なぜなら特別支援学校は、人数が少ないから。

同級生はいない、一人だけ授業を受けることが多い。


特別支援学校は中学部と高等部を合体してる。

後輩と先輩と一緒に体育の授業をしたりすることが多い。


特別支援学校は遠いところから来る生徒がいるので、寮に入って生活する生徒がいる。

僕の場合は近いので、バスで通学する。

同級生がいなくて、一人だけ帰ることも多かった。


他の学校は、同級生がいっぱい居るし、同級生と一緒に帰るのが憧れ。

よーし!普通の学校に進学しようと思って、猛烈に勉強した。


僕が進学できるように先生に手伝ってもらった。

無事に合格できた。


長い休暇を終え、ようやく入学式を迎えた。

今日からは東高等学校で学校生活がスタートする。


『今日からはここの学校で学ぶんだ。学校生活に馴染んて、たくさんの友達を作れるように頑張るぞ。まずは挨拶からしようぜ。』と大きな声を出さず、心の中で呟いた。


「おあおう」


勇気を出して声を出そうと思ったら、他の新入生は挨拶を返さないでそのまま教室に向かっていた。


・・・僕の発音は下手。

だから他の新入生は挨拶されるのを気づいていない。

発音が下手だけど、必ず友達になるぞ。


・・・・・・


新担任・佐藤先生が今から自己紹介をしなさいと言った。

右下から順にして自己紹介をした。


でもほとんどの生徒は黒板に書かず、声だけで自己紹介をした。


「dかうおhgなおふえお」


?????何を言ってるの?僕は補聴器をつけてるけど、もちろん健常者と同じように聞こえるわけはない。


ろう者と言っても3種類がある。

伝音難聴、感音難聴、伝音難聴と感音難聴の両方を併せ持つ混合難聴。


伝音難聴は音が小さいけど言葉は理解できる。


感音難聴は言葉が濁っていて聞こえ辛い。


混合難聴は音が小さいし、言葉が濁っていて、何も情報を得ることができない。


僕は金剛難聴だから声だけじゃわからない。

顔は覚えたけど、名前は知らない…


わからないまま次々と自己紹介をして、ようやく僕の番になった。

席から立って、今から手の魔法を出してやる。


手の魔法とは手話、指文字。

ろう者としてのコミュニケーション道具だ。


手話とは身振りに似てる。

手を使って、イメージを作って表現する。


例えば、「おはよう」の手話は手を枕にして、頭が枕から離れて、

両手が1を作って、90度になるくらい折り曲がる。

このように表現する。


しかし、ほとんどの人は手話や指文字が知らない。

だから僕が手話で自己紹介をしたが、他の生徒は何を言ってるのかわからなくて頭を傾けた。


なんだか背中に刺さる視線が痛い。

恥ずかしい…穴があったら入りたい…

顎から額や耳まで少しずつ赤い色を染まっていく。


シーンと静かになったが、突然音が聞こえた。

あれ?誰が言ったのか?


音が聞こえた方に向いたら、隣の席に座ってる金髪、派手な制服を着て、ちびっこの女子高校生だった。


「僕の名前は晴翔です。僕は耳が聞こえないけど、仲良くしたいです。よろしくお願いします。」


誰かわからないけど僕が表現した手話を読み取って、通訳してもらった。

なんで手話を知ってるの?


ようやく隣の席の人が番になった。

席を立って、なんと手話や指文字で自己紹介をした。


「あたしは朱里亜。よろしくな。」


短めだけど、すごい迫力な自己紹介だった。

この人は誰なのかな?




入学早々、コミュニケーションを取れなくて、不安になった。しかし、隣の席のおかげで不安を紛らわすことができた。なぜ手話や指文字を知ってるのかわからないけど、手話や指文字を理解できる生徒がいるのでこの学校でもいけるじゃないかと思った。続きはどうなるか楽しみに待ってください。

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