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チート魔女の僕は世界を改変しました  作者: 五月メイ
魔法師学校に入学する!編
3/16

第弐話 入学

今回も読んでくださりありがとうございます!

僕は、四人?と契約して帝都まで帰った。

その後、僕は家は無いので取りあえず知り合いの家に泊めて貰った。

しかし、家はまあ言うまでもなく悲惨なことになっている、なので、どうにかして金を払わずに『衣食住』を確保しなければいけないのだが、そんな都合の良い宿なんて無いのでどうにか知り合いに頼んで入学まで家事の手伝いで泊めて貰うことになった。


一週間後、試験当日

僕は、ブレミクセさんと一緒に試験会場の高校まで行った。

ブレミクセさんはなれないのかキョロキョロ見回している。

あと、身分証の手続きと魔力測定もしたので一応、市民権は確保している。

高校の門には先生らしき人たちが立っている。

僕らは、案内役の使い魔に案内され第一試験会場の教室まで連れられた。

第一、というのは文字のごとく一番目の試験会場で第三試験まである。

最初は筆記試験、次に再度魔力測定、その後実技試験。と言ったようにまあまあ面倒くさい。

「皆さん、おはようございます。第一試験の試験官を務めますミラルク=ヴォル=センドリクセンと申します。」

名前を告げられた僕らは思わぬ衝撃を受けた。

センドリクセン家次期当主と言われているミラルク=ヴォル=センドリクセンが直々に試験官をしているのだ。

ちなみに、センドリクセン家は代々の魔法師家系で彼の祖父は現代魔法学の根底を作り上げた人物だ。

「試験時間は三十分です。カンニング行為は即退場とします。では、問題用紙を配ります」

僕は、配られた問題用紙を難なく解き、第二試験の魔力測定をして、第三試験の実技試験まで進んだ。

「受験生の皆さん、今から実技試験を始めます。今回は決闘方式で実技試験をします。ルールは相手が戦闘不能及び相手側からの降伏宣言で勝ちとします。では、受験番号一番ミコト=イグナスヴァーサス受験番号二番メリヴァリルゲード=ヴァンベール位置につきなさい」

僕は、言われた通りに開始位置に就いた。

「始め!」

試験官の大声で僕の試合は始まった。

「お前、手加減はするなよ」

「ハイハイ、分かってますよ」

というか、実際問題手加減をしないと多分こいつが死ぬと思うな~。

仕方ないから頷きはするけど手加減はする。

【デストロイ・ブルクニックス・ファイヤアロー】

初手からそれかよ。

この魔法、威力だけは半端ではないが魔力使用量が千近くとられるので基本的に使えないと思っている。が、こいつはさらっと打ってきた辺り一撃で決める気っぽいな。

【ブラックレイン】

僕は、取りあえずデストロイ・ブルクニックス・ファイヤアローを掻き消すために発動したが、相手に当たっちゃったようでそのままバタッと倒れて医務室行きにしてしまった。

「メリヴァリルゲート=ヴァンベールが戦闘不能のためミコト=イグナスを勝者とす」

試験官の言葉で決着は付き僕は、控え室まで戻った。

その後、僕は晴れて魔法高校に入学することができプラスで主席なので一番良い寮に入ることができた。


翌日、朝五時半、ヴアルガ山中腹辺り

僕は、使い魔を従えるために寮を出て静かな山中へに行った。

此処には、エレメント・キャッツがよく住み着いているので使い魔契約をするために此処を訪れる人がかなり多いのだが、滅多に使い魔になることはない。とかなんとか聞いたが取りあえず、頑張って契約する。

そんなことを考えていると横から唸り声のような声が聞こえて来た。

唸り声が聞こえて来た方を見ると例のエレメント・キャッツがいた。

契約の仕方は至って簡単使い魔にしたい獣に自らの血液を与えるだけ。まあ、その過程で失敗する魔法師のが正直多い。特にドラゴンを使い魔にするような王宮付き魔法師及び魔女団に関しては魔法師の憧れである。

僕は、エレメント・キャッツに血液を与えたがその後何かに反応し逃げてしまった。

「貴様、何者だ」

森の奥から低い声が聞こえてきた。

「僕は、共和国立魔法師高校第一学年主席ミコト=イグナスです」

「何だと、魔法師高校の主席がエレメント・キャッツを捕まえようとしたのか?」

「はい、そうですが」僕は、内心死ぬほど緊張してるが至って冷静なように見せかけた。

「ふっ、中々面白い奴め、まあ、良い。我は、ドラゴエレボス・ベリクーリこの山の主だ。」

「それは失礼しました。」

「なに、気にすることはない。ミコト、お前の方が魔力的に勝っているからのう」

ベリクーリは呆れたように言う。一方僕は、思わぬ言葉に呆気にとられていた。

「魔力的に勝ってるって。貴方、種族は?」

何となく想像は付いてるが聞いてみた。

「我は、ドラゴンだ。まあ、しかし我の声を聞いて逃げも隠れもしない者はなかなかおらんがのう」

予想通りの結果

「そうだ、ベリクーリさん、僕と契約しないか?」

「何だと?」

「いや、別にベリクーリさんが嫌なら良いんですけど」

「我は、無理だが我の子であれば良いぞ」

「えっ、そんな簡単に自分の子を渡して良いの?」

「お主は信用できるからの」

「まあ、良いなら良いんだけど」

「おい、バレリントス来い」

「なんですか~?父さん」

奥から少し高い声が聞こえてきた。

「ミコト、我の子バレリントス・ベリクーリだ。バレリントス、前に行け」

というか、ベリクーリの姿って何気見たこと無いな。

「ねえ、ベリクーリさん姿を見せてくれない?」

「もう、見えているではないかミコト」

「えーと、ドラゴンっぽいのは見当たらないけど……」

僕は、辺りを見回して居ないので一言そう言い放った。その時だった。

上側に何か動くものを見つけたのだ。

僕が山と思っていたのはドラゴンの外殻だった。

「そうじゃ、此の山が我じゃ」

「なるほど、長生きするドラゴンは自然と一体になるって聞いてたけどほんとなんだ。」

「それはそうと、早く契約した方が良いのではないのか」

「そうだね、バレリントスさん此方まで来てくれる?」

「はーい」

そう言い、姿を見せたのは角の生えた男の子だった。

「……人?」

「ああ、忘れてた。」

そう言うと、綺麗な紺色の体色をしたドラゴンが出てきた。

「どうも、バレリントス・ベリクーリでーす。以後宜しくお願いです。契約だったら僕の角さわるだけで良いですよ」

「それだけ?」

「ああ、ドラゴンは角を触られると絶対服従なんですよー」

「いいのそれ!?」

ぼくは、思わず大声で言ってしまった。

そりゃ、誰でも絶対服従なんかしたくないはずなのにこれだけすんなり良いと言われればビックリするだろう。

「まあ、ドラゴンにとって自分より強者に使えるのはむしろ幸せなことなんです。」

「そ、そうなのか」

ドラゴンと人との考えの違いを実感した。

「じゃあ、触りに行くよ」

「どうぞ~」

【フライ】

僕は、飛行魔法を行使した。

ドラゴンの身長ってもう少し低いもんかと思ってた。けど、以外に三百アル近くあるな。

角辺りまで飛ぶと角を撫でた。

「これで、契約は終わりじゃ、バレリントス良い主に恵まれたな。ミコト、一つ頼んでも良いか?」

「何ですか?」

「たまにで良いのじゃが、バレリントスをつれてきてくれると嬉しいのじゃ」

「ハイハイ、寂しいんでしょ」

「バッ、そんなことではないわ。ただ、心配なだけだ。」

「まあ、元気でな」

「じゃあね、ドラゴエレボスさん」

そう言って、【フライ】を使って飛んで寮まで帰った。

三百アルという単位が出てきたと思いますがこれは、三百メートルのことです。

なので、一アルは一メートルです。

次回も読んでくださるとありがたいです。

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