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7-4

眠っている見張りの二人をロープでしっかりと縛り、動けなくした。


「とりあえず、中に入ってみようか」


「中には何があるのかな~?」とルイーザが軽い口調で言う。


「二人とも気をつけてよ。ここは敵の本拠地みたいな場所なんだから」とウェンディが注意を促す。


3人は見張りを隅に寄せ、建物の中に慎重に足を踏み入れた。


建物内部は広大だった。学校の体育館に似ているが、もしかしたら元々はその用途だったのかもしれない。だが、今では完全に様変わりしている。その中で、多くの人々が忙しなく作業をしていた。よく見ると、彼らの多くはリフィリア王国の騎士団やギルドのメンバーのようだ。全員が手錠のようなものをつけられている。それが何を意味するのか、ジュンは考えた。


「あれって、もしかして戦う力を封じる道具なんじゃない?」とルイーザが推測する。


「確かに。それを外せば、元の力を取り戻すかもしれないわね」とウェンディも同意する。


さらに目を凝らすと、作業しているのは巨大なレーザー砲のような装置だった。舟堀タワーで使用された兵器と酷似しているが、それよりも遥かに大型だ。このまま放置すれば、リフィリア王国に壊滅的な被害を与えかねない。


「どうする?とりあえずセト騎士団長にこの場所を報告する?」とルイーザが提案する。


「そうだね。場所を見つけたのは大きいし、ここで無茶をするのは危険だ」とジュンが賛同する。


3人がその場を離れようと振り返った瞬間、背後から低く響く声がした。


「お前たち、ここで何をしている?」


「うわっ!」振り返ると、武器を構えた一人の男が立ちはだかっていた。


「侵入者か?それともリフィリア王国の手先か?」


「しまった、見つかったか」とジュンが悔しそうに呟く。


「ルイーザ、ジュン、呑気なことを言ってる場合じゃないわよ。どうするの?」とウェンディが焦り気味に問う。


「逃げるのは無理だな。ウェンディ、腹をくくろう」とジュンが決意を固めた。


「分かったわよ、君たちの無茶に慣れるしかないわね」とウェンディがため息交じりに応じる。


男が不敵な笑みを浮かべ、武器を構え直す。


「ふん、俺に立ち向かう覚悟があるなら、その愚かさを思い知らせてやる!」


戦闘が始まった。しかし・・・


「え?もう終わり?」とルイーザが首をかしげる。


「うん、予想以上にあっけなかったね」とジュンも拍子抜けしたように応じた。


彼らが前回戦ったファランに比べると、この男は遥かに弱い。実際、ほとんど苦戦することなく倒してしまった。


(そりゃあファラン相手に勝った私たちが、こんな相手に苦戦する方がおかしいわよね)とウェンディは冷静に分析する。


「ば、馬鹿な・・・お前たち、一体何者だ!?」男は呻くように言った。


「私たち?ただの探検隊よ」とルイーザが軽い調子で答える。


倒れた男を再びロープで縛り上げた後、周囲を見渡す。


「これだけ騒ぎを起こしても援軍が来ないなんて、もしかしてあなただけ?」とウェンディが尋ねる。


男は苦しげに笑いながら口を開いた。


「そこに気づくとはな・・・だが、ここには見張りを多く置いていない理由がある」


そう言うと、男は口笛を吹いた。鋭い音が建物内に響く。


直後、大きな機械の足音が近づいてきた。その音が次第に大きくなり、ついにその正体がジュンたちの目の前に現れる――。



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