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6-9

戦いは続いていた。意外にも状況は五分五分だ。ジュンの母校、東城高校の生徒たちがモンスター相手に善戦している。運動神経が良いことが戦闘能力に直結するか不安もあったが、彼らは予想以上に巧みに戦っていた。その中心にはケンが立ち、的確な指示を出して仲間をまとめている。しかし、限界は見え始めていた。モンスターたちは容赦なく押し寄せる一方、人間側は自分たちの体力だけを頼りに戦わざるを得ない。いくら運動神経が良くても、体力が尽きるのは時間の問題だ。それまでに状況を打開しなければならない。


門の場所から戻ったジュンたちは、モンスターを倒しながらファランのもとへ向かっていた。その途中でケンと遭遇する。


「やあ、ケンさん。苦戦してるわけじゃなさそうだけど、かなり大変そうだね?」

「ジュン! 今までどこに行ってたんだ!」


ジュンはケンに、門を開けて騎士団を招き入れる作戦を説明した。そのためには、ファランからカードキーを奪う必要があることも伝える。


「そういうわけで、あいつのところに向かっているんだ」

「なるほどな。その門を開けて援軍を呼べるなら、その作戦に乗るしかなさそうだ」

「まあ、問題はあいつに勝てるかどうかだけどね」


ケンは苦笑いを浮かべながら答えた。


「俺も手を貸したいところだが、この状況じゃ無理そうだ」

「分かってる。ここは僕らで何とかするよ」


お互いに健闘を祈り、ジュンとケンは拳を合わせた。


「生き延びろよ」

「もちろんさ。任せて」


ジュンたちはケンにこの場を任せて先を急ぐ。


「ねえ、ジュン。彼らに任せて本当に大丈夫?」


ウェンディが心配そうに尋ねる。


「不安なのは分かるけど、大丈夫かどうかなんて分からないよ。ただ、彼らだってあのモンスターたちと互角に戦っている。信じるしかないさ。それに、僕らが目的を果たせば、彼らを助ける可能性はもっと高くなるはずだ」


「そうね。私たちは私たちのやるべきことに集中しましょう」


3人はモンスターを倒しながら、ファランのいる建物を目指す。そして、ついに建物の前にたどり着いた。頂上にいるファランが3人を見下ろしていた。手でこちらを招くような仕草をしている。


「どうやら、私たちがここに向かってくるのは織り込み済みみたいね」

「向こうが来いって言ってるんだ。望みどおり行ってやろうぜ」


3人は意を決し、ファランの誘いに乗って建物の中へ足を踏み入れた。

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