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戦いは続いていた。意外にも状況は五分五分だ。ジュンの母校、東城高校の生徒たちがモンスター相手に善戦している。運動神経が良いことが戦闘能力に直結するか不安もあったが、彼らは予想以上に巧みに戦っていた。その中心にはケンが立ち、的確な指示を出して仲間をまとめている。しかし、限界は見え始めていた。モンスターたちは容赦なく押し寄せる一方、人間側は自分たちの体力だけを頼りに戦わざるを得ない。いくら運動神経が良くても、体力が尽きるのは時間の問題だ。それまでに状況を打開しなければならない。
門の場所から戻ったジュンたちは、モンスターを倒しながらファランのもとへ向かっていた。その途中でケンと遭遇する。
「やあ、ケンさん。苦戦してるわけじゃなさそうだけど、かなり大変そうだね?」
「ジュン! 今までどこに行ってたんだ!」
ジュンはケンに、門を開けて騎士団を招き入れる作戦を説明した。そのためには、ファランからカードキーを奪う必要があることも伝える。
「そういうわけで、あいつのところに向かっているんだ」
「なるほどな。その門を開けて援軍を呼べるなら、その作戦に乗るしかなさそうだ」
「まあ、問題はあいつに勝てるかどうかだけどね」
ケンは苦笑いを浮かべながら答えた。
「俺も手を貸したいところだが、この状況じゃ無理そうだ」
「分かってる。ここは僕らで何とかするよ」
お互いに健闘を祈り、ジュンとケンは拳を合わせた。
「生き延びろよ」
「もちろんさ。任せて」
ジュンたちはケンにこの場を任せて先を急ぐ。
「ねえ、ジュン。彼らに任せて本当に大丈夫?」
ウェンディが心配そうに尋ねる。
「不安なのは分かるけど、大丈夫かどうかなんて分からないよ。ただ、彼らだってあのモンスターたちと互角に戦っている。信じるしかないさ。それに、僕らが目的を果たせば、彼らを助ける可能性はもっと高くなるはずだ」
「そうね。私たちは私たちのやるべきことに集中しましょう」
3人はモンスターを倒しながら、ファランのいる建物を目指す。そして、ついに建物の前にたどり着いた。頂上にいるファランが3人を見下ろしていた。手でこちらを招くような仕草をしている。
「どうやら、私たちがここに向かってくるのは織り込み済みみたいね」
「向こうが来いって言ってるんだ。望みどおり行ってやろうぜ」
3人は意を決し、ファランの誘いに乗って建物の中へ足を踏み入れた。




