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以下のように盛り上げる形で添削しました。
ティムは戦いの終結を見届け、安堵の息を漏らした。
自身の軍に被害がなかったこと、そして協力してくれたルイーザ探検隊が無事であり、予想以上の活躍を見せたことに胸を撫で下ろす。だが、彼の視線の先には、戦場を歩く一人の男がいた。
その男は、戦場で見せた鋭い動きと指揮力を感じさせる目つきでティムに近づいてきた。
「あんたがこの軍のリーダーか?」
「はい、ティムです。あなたは?」
「ディンゴだ。この島でレジスタンス活動をしている者だ。ここの集団をまとめるリーダーでもある」
ディンゴはそう名乗り、荒削りながらも信念を感じさせる声で語った。
「なるほど。カラスカ団がこの村を落とせなかったのは、あなた方の尽力のおかげですね。おかげで、私たちも奇襲を成功させることができました」
ティムが礼を述べると、ディンゴは鼻で笑いながらも、どこか誇らしげな表情を見せた。
「へっ、そう言ってもらえるなら悪くない。だが、オレ達だけじゃいずれ潰されてただろうな。アンタらみたいな奴が来てくれて助かったよ。……それでだ、オレ達もアンタらの軍に加わらせてくれないか?」
ティムの目が輝いた。
「心強いです。ぜひ、力を貸してください!」
こうして、ディンゴ率いるレジスタンスのメンバーがアスター軍に加わり、戦力は大きく拡充された。この勝利はサウスエンドランド全土に波紋を広げ、散り散りになっていたレジスタンスたちを勢いづけることになる。
その後、アスター軍はサウスエンドランド中央都市「セリウス」を目指し、次なる戦場である第2都市「マルクス」へと進軍を開始した。カラスカ団が占拠するこの都市を奪還すれば、戦局は大きく傾くはずだった。
マルクスの戦いは激戦だったが、ティムの的確な指揮と新たに加わった仲間たちの奮戦により、ついに都市の奪還に成功する。さらに、解放されたマルクスの警備兵たちもアスター軍に加わり、軍勢はますます強大になった。
奪還の喜びも束の間、戦いの最中に聞いた一つの情報が、ヒロの心をざわつかせていた。
「ジュン、ちょっといいか?」
「どうしたんだ、ヒロ?」
ヒロは顔を曇らせながら、戦場で耳にした話を打ち明けた。
「さっきの戦いで倒したカラスカ団の兵士がこう言ってたんだ。『お前、リフィリアの兵士だろ。何でレジスタンス側にいるんだ?』ってさ」
ジュンの表情が硬くなる。
「リフィリアの兵士?……どういうことだ?」
「分からない。ただ、その兵士の背後から別の敵が襲いかかって、詳しく聞く前に倒されてしまったんだ。結局、真相は闇の中さ」
ジュンは腕を組み、思案する。
「リフィリア王国がカラスカ団の背後にいるのか……それとも、単に兵士が寝返っただけなのか? どちらにせよ、きな臭い話だな」
ヒロは頷きつつ、さらに気になることを口にした。
「それだけじゃない。僕らが進めている開拓任務、何か裏がある気がしてならないんだ。ケンさんと僕が受けたこの任務の目的地、タルテン鉱山はこの近くにある。そこに行けば、何か分かるかもしれない」
ジュンの目に決意の色が宿った。
「そうだな。タルテン鉱山……そこに向かうべきだ」
こうして、彼らは次なる目的地を目指し動き出す。




