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ぽっちゃり女子の私の回りがなぜかイケメンだらけになったわけ

長編の内容を考えてみた。

「ティーラ、一緒に紅茶でも」


「ティーは俺様と狩りだよな!」


「ハニー、俺とベッドに行こうか」


「ティーラは、私と一緒に買い物いくよ」


突如として、このぽっちゃり平凡な私の回りがイケメンだらけになった。

しかし、あまり嬉しくはない。

そうきくと、なに贅沢なことをいってるんだと、怒られるかもしれないが、理由がある。


奴らは皆、問題がある。


輝く金髪、外見さわやか王子の腹黒男

ジェレミー・クライム

甘い外見とフェミニストな対応で、あらゆる女を手駒にする。実は、私もいいように扱われていた。


燃える様な赤毛、ワイルド俺様脳筋男

ダグラス・ファイファー

戦闘馬鹿で、自分が一番強いと思って人を馬鹿にするが別に強くない。自分の功績を自慢しに来るが、奴の能力ではあり得なく、妄想癖もある。


漆黒の艶やかな髪、下半身の赴くままに動く男

ステェイル・バスラー

会うたびに、ベッドに誘われ、口説き言葉は、下品過ぎて全く嬉しさは感じない。


シルバーブロンド、女装男子で元悪人

クローサー・アルム

一見絶世の美女にしか見えないが、元極悪な組織のボス。

男を拐かしいいように扱っていた。そして、口が悪い。


こんな奴らに付きまとわれても、

誰が嬉しいか!


さらに、彼らは私の同僚で、現在、その真っ最中


「ちょっと!今は、仕事に集中してよ!」


そういっても彼らは全く聞かない。

君が可愛いから悪いだの、変な虫がつくからだの理由をつけて絡んでくる。


「仕事しない人は、私、嫌いだからね…」


ボソッと言っただけなのに、皆仕事に戻っていった。

なんだかんだいって、扱いには慣れてきた。


彼らが仲間としては嫌いじゃない。

それに彼らが私をたった一人の女性として、扱っていないことはわかっている。

だって、私は平凡な、いや、平均以下の女だ。




ジェレミーの場合


僕が彼女に出会ったのは、彼女が騎士入隊試験中だった。

一目惚れだ。

柔らかそうな体に輝く様な笑顔、人懐っこく疑わない性格、高い能力欲しいと思った。

このありのままの彼女を。

試験官という職務を利用し、彼女を自分の補佐役につけた。

彼女と一緒にいたいという気持ちと、彼女の能力の高さから前線に送られる可能が、あったためだ。

彼女を危ない所になんていかせない。

しかし、近くにいてもなかなか口説けない。

他の女性を落とすようにうまくいかない合理的に考えるられない。こんなに混乱するのは、彼女だけで、またそうなることで嬉しくなる。

しかし、最近変な虫が集まってきて不快しかない。


ダグラスの場合


俺は女になんて興味はなかった。

仕事一筋で、危険な仕事ほど心が踊る。

俺のように、仕事しか興味がなく、卯すら寒い笑顔を張り付け人を操る同期の男がやけに生き生きとしていたし、仕事が前より早い。あいつは、楽して、利益重視で、早さは必要としていなかった。

ある時、一緒に仕事をしたら、あいつは、明らかに格好つけていた。汗を流し、生き生きとしていた。あいつは、情報操作はむいているが、戦闘は、そこまで高くないだが、楽しそうで、羨ましかった。

そのジェレミーの視線の先にいたのは、あの女コロンだった。

ジェレミーのコロンへの執着が理解出来ず彼女をみていたら、自分も捕まった。

どうにかして、彼女の気を引こうとするが空回りで、今までないミスをする。しかし、彼女はそんな俺を見捨てない。俺を心配し、最後は笑って受け入れてくれる。



ステェイル 


女性は、優しくする。

そして、堪能する。

色々な女性を堪能することがいい。

一人なんてとんでもない。

はずだったんだけど、彼女が俺のものになるならば、ただそれでいいと思ってしまう。

毎日あの柔らかさを堪能出来れば最高で、その笑顔で、朝起きれば、日々がんばれる。

今は仕事が楽しそうな彼女を捕まえるのは、やめて、生き生きしたコロンを愛でたい。本当に我慢できなくなったら、何がなんでも捕まえる。



クローサー


今まで女の格好しかしたことがない。

生きるためには、これしかなかった。

体を売るのにも抵抗はなかった。

そんな汚い俺を抱き締めた柔らかな体。

自身を殺そうとして、暴言しか吐かない俺に流した涙。

敵を信用するバカな女、裏切っても信用するどうしようもない女。

愛さずにいられない。

少しでも彼女の役に立ちたい。

そのためなら寝返ることなんて、屁でもねぇ。

今はただ彼女のそばにいられればいい。


彼女が彼らの思いに気付くのはいつになるのか。


「さて、今日も頑張りますか!」


そう叫ぶ彼女を眩しげに見つめる彼らを彼女はまだ知らない。







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