表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/14

帰ってこない

 森の中。

 ひとつの巣穴に、爺様、婆様、孫と、キツネの家族が暮らしていました。

 爺様は寄る年波でボケていました。

 今日も夕闇が迫る時刻というのに、爺様は巣穴を出たきり帰ってきません。

「ここで待っておれ。爺様が帰ってくるかもしれんのでな」

 婆様は孫を巣穴に残し、森じゅうを探し歩きまわりました。

 でも、爺様はどこにもいません。

――もしや先に帰ってるのかも……。

 ひとり残した孫のことも気になり、婆様はいったん巣穴に帰ることにしました。


 婆様は巣穴にもどると孫にたずねました。

「どうじゃ、爺様は帰ってきたか?」

 孫が悲しそうに鳴きます。

「コン」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] コンですか。心配ですね。きつねのお爺さん。 ただ一言なのに、面白いものです。 毎朝本当に癒されます(*^^*)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ