表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/13

プロローグ

 それは、たまたまだ。

 

 なんとなく気が向いて。

 その気になって?

 浮かれていたのかもしれない。

 雨上がりの空に虹を見つけた。

 ただそれだけのことが、なんとなく嬉しかった。

 楽しかった。

 だから、普段なら絶対にしないことをした。

 長靴を履いた幼児なら、同じことをしたかもしれない。

 逆にいうと、幼児しかしないようなことをした。


 ステップを踏んで、水溜りへと飛び込む。

 水溜りはパシャリと小さな水しぶきをあげて、また元の静かな水面に戻る。

 そのはずだった。

 そのはずだったのだが。

 

「……え?」


 水溜りを踏んだ足が沈む。

 見た目より深さがあったのだろうか? と思ったのは一瞬だ。

 水溜りから溢れた水が意思を持って動き、地面に不思議な文様を描く。

 すぐに魔法陣だと思ったのは、創作物に溢れる日本で生まれ育ったからだろう。

 創作物ものがたりの導入部分として、よくある流れだ。

 

 ……異世界召喚!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ