1/1
汚い死に方
中学校の終学活。先生が話をしている。
正直俺は先生が何を言っているか分からない。
「明日、集会があるから集会だからいつもより早く来てよー…」
集会なんてどうでもいい。速くしてくれ。
「学級委員から話があるそうよ」
集会の話の延長バージョンみたいなのをベラベラ喋りやがって。
分かったって。分かったから。速くもう漏れる。
学級委員による帰りの挨拶が行われた瞬間俺はすぐに教室から出て下駄箱に向かった。
下駄箱人が多すぎだよ、ちょっとどいてくれないかな。
今は一秒が一秒が惜しい!
俺の便意はもう限界が来そうなんだ。
俺の大はもうほとんどが固体から液体に状態変化しそうなぐらい。
前に進む事だけを考え…
「お、おおい、赤だぞ、聞こえてるのかぁ!!」
うるさいなぁ、誰だか知らないけど信号ぐらい守れよなぁ…
“バン”
車両の前の部分が当たって転がる。
あ、もう無理だわ。
“ブリブリ”
もう出ちゃった。