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第85話

四年ぶりの投稿w

――――大和艦内・艦内通路

 ドクは大和の説明を受けつつゆっくりと草鹿の後ろを付いて歩いていた。

「あの部屋を出てからかれこれ10分経ちますが何処に向かっているんですか?」

ドクはどこかこの世の終わりの世界に連れて行かれるんじゃないか?という顔で草鹿に聞いた。

「とりあえず外の空気を吸ってもらおうと思い外に向かってますよ?」

「その割には長く入り組んでますけど・・・」

 草鹿は大和の説明をほんとにしてもいいのか迷っていたが本国から捕虜に説明しても理解できないだろうから、一応説明しても大丈夫という指示を受けてはいた。だが相手を不安にさせるのもどうかと思い一応説明した。

「あまり詳しくはお答えできませんがこの艦、大和は全長約350m、幅約50m、排水量約10万5千トンです。」

草鹿の答えが微妙なのはこれはすべての艦が改装をよく行うため情報を更新した次の月には情報が変わっている可能性が高いからこういう答えしかできないのが現状なのだ。つまり軍の装備品は毎回新しくなっているということである。

 この答えに対しドクは目を丸くしていた。

「そんなに大きかったとは・・・、このようなふねを日本はどれぐらい保有されているのでしょうか?」

草鹿は悩みながら答えた。

「う~ん。30隻以上はあるとお考え下さい」

ドクは頭が痛くなってきていた。そりゃそうだ、こんな大和級の大きな艦が30隻以上も存在するなんて空想世界でもない限りありえないからだ。だがそれが現実にそれも今、その艦の中にいるのだから・・・

そしてようやく草鹿とドクは甲板に出た。外に出たドクはさらに驚いた。それもそのはずさっき艦内でそんな大きな艦がそれもそんなにたくさんいるはずがないと思った艦が艦隊を組んで目の前を悠々と航行しているのだ。そんなもの見てしまってはこの国には勝てないと・・・

そう思っていた時ドクの後ろから士官が一人現れ、草鹿に耳打ちして帰っていった。

ドクは振り向き草鹿に大和の兵装を聞こうとしたが聞いたところで何もできないと思い聞くのを止めたが草鹿が独り言のように話した。


「主砲の口径60cm、全自動対空砲、前甲板及び後甲板に対潜対空誘導弾を装備」

ドクはこの人は何を言っているのだろう?思った。

【主砲が60cm越え!?対空砲が全自動!?それにユウドウダンってなんだ?だが考えても仕方がない我々は負けたのだ】

そしてドクはまた海を見て色々考えだした・・・

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