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第72話

すいません。新しく仕事を長距離運転手に変えたら忙しすぎて更新があまりできなくなってます。

――――シリアナ帝国及び朝日基地を結ぶ街道

日本帝国はこの街道を仮の名で朝シリ街道と呼ぶことにした。後にこの名前が正式に決まったのである。

朝シリ街道をベンダから出発したシリアナ帝国3万の兵が少し足早に進んでいた。これは敵の援軍が来る前に占領してしまおうという根端である。

「いそげー、早く敵の基地を占領しないと援軍が来てしまうぞ!」

指揮官であるアルフレッドが叫んでいたが集まった兵のほとんどが歩兵でしかも重武装、軽くても30キロはある盾や鎧を着て走っているのだ、当然進軍速度は遅くなる。かといって先頭を行く騎馬兵はアルフレッドを入れても100騎ほどしかいないのであるから突撃も出来ない状態である。結局、シリアナ帝国軍は進撃速度をそのままで進軍していった。


朝日基地の滑走路上には3機の一式戦闘機「隼」が離陸しようとしていた。

黒川が管制塔に入ってきたとき、

「あっ、少将!!寺本機、長瀬機、永井機、離陸準備完了した模様です。」

「離陸を許可する」

「はっ!3機に次ぐ、離陸許可が出た、離陸を開始せよ。離陸後各機の判断で命令を実行せよ!」

「「「了解」」」

3機は離陸後朝シリ街道に向かって飛んで行った。

(頼むぞ、お前ら。少しだけでもいい、数を減らして来い。)

黒川は管制塔で、そう心の中でつぶやきながら飛んでいく3機を眺めていた。


場面はまた朝シリ街道を進むシリアナ帝国軍に戻る。

シリアナ軍は朝日基地手前の小高い丘に差し掛かろうとしていた。だが小走りで進軍してきた歩兵たちには疲労が出始めていた。それを見たアルフレッドは

「この丘を越えたら敵の拠点はすぐだ!だが疲れている者はこの丘で少し休息を取れ!付いて来れるものはこのまま敵拠点に突撃するぞ!」

この問いに兵は返答しなかった。いや、出来なかったと言ったほうが良かった。言葉を発する力を今は走る力に回したかったからだ。

アルフレッドがいち早く丘を登り切ったとき、彼の眼には朝日基地が見えた。

「デカいな、蛮族の拠点にしては大きすぎる。俺たちが相手にしようとしているのは本当に辺境の蛮族なのか?本当は・・・いや、考えないでおこう」

「どうかしましたか?アルフレッド様」

2番目に登ってきた騎兵の1人が聞いた来た。

「お前、1人の兵としてあの拠点をどう見る?真面目に答えてくれて構わない」

「はい、まずあれは蛮族なんかが作るような拠点ではありません。明らかに文明国が作る拠点です。我々が作る拠点といえば拠点を囲むのは木で作られた柵が一般的です。ですがあれは石で作られた石垣です。高く積み上げられた石垣によって囲まれています。」

「そうか、ならば・・・ん?なんだこの音は?」

アルフレッドが聞いた音、それは朝日基地から飛び立った隼のプロペラの音である。


朝日基地から飛び立った3機は敵軍の上空に差し掛かろうとしていた。

『長瀬、永井、悪いが先陣は俺が切らせてもらう』

『なんでだよ寺本!?』

長瀬が聞いた。

『黒川少将に頼まれてな、気づいてなかったのか?俺だけ爆装してることに』

『マジかよー。まぁ少将に頼まれたのなら仕方ないか・・・、永井は気づいてたか?』

『離陸時に気付いてたよ。寺本だけ滑走距離が長かったからな』

『なんだよもー』長瀬が愚痴った。

『じゃ、先行くぜ!爆弾が着弾したら2人も攻撃開始だ。残弾が無くなるまで撃てよ』

そう言って、寺本は降下していった。


シリアナ軍視点に戻る

「なんだありゃ!?鳥?いや違う敵か?」

突然飛んできた3つの鉄の空飛ぶ物体に対してアルフレッドとシリアナ帝国軍は混乱していた。そのうちの一つが降下してきて黒い物体を落としたと思ったら歩兵部隊の中央あたりに当たり爆発した。

何が起こったのかわからずにいると他の二つも降りて来て何かを発したと思ったらさっきまで話していた騎兵の1人と周りにいた他の兵が倒れた。倒れたところには血だまりが出来ていた。

「あれは敵の兵器だ!固まるな!散開しろ!」

アルフレッドは叫んだ。だが腰を抜かした歩兵や混乱する馬に乗る騎兵にとってその言葉は意味をなさなかった。アルフレッドは思った「とりあえず逃げなければ」と・・・

だが騎乗する馬がやられて一緒に倒れこみ強く体を打ち付けたアルフレッドはそこで気を失った。

休みの日とかに更新する気力があったら更新します。打ち切りにするつもりはありませんのでどれくらい更新が遅れようとも更新はしますので、これからもお願いします。

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