第67話
――――帝国領秋津島硫黄要塞
俺は秋津島での仕事を一通り終わらせたあと帝国本土に戻る予定だったがそれを止めて秋津島の先、新大陸に新たな資源を求めるために軍と調査隊を派遣することに決めた。だがその前に秋津島の防衛の拠点となる硫黄島を3か月という24時間交代での工事により要塞化。陸海軍の前線基地が出来た。滑走路も2本から3本に増やし超大型機も着陸できるよう距離を延長もした。海岸線には機銃陣地や砲台陣地、擂鉢山には多数の対空砲と監視所を設置、さらには硫黄島を取り囲むように鉄の城壁を設置した。工事に関わった一般労働者には1人につき200万が支払われた。
さて要塞が出来て1週間、これから新大陸に資源を探しに行くのだが探すものは鉄・金・銀・銅・ボーキサイト・石炭、そのほかアルミニウム等々。俺の能力で生成も出来るのだがさすがに帝国領内で使用する資源を生成していると休んでる暇もない。ということで俺たちは新大陸に天然資源を求めることにしたのだ。石油に関しては海底油田で補えるが石炭やそのほかの天然資源はそうもいかなかった。帝国本土や秋津島でも取れるが取れる資源も限られている。
派遣される軍と調査隊の中には俺も含まれている。何故俺も行くのかというともし向こうで現地人に会った場合言葉が通じない可能性が大きいのだ。俺は立場上神様でもあるためか知らない言葉でも簡単に会話が出来てしまうからである。ちなみに現在、帝国本土の極秘研究施設であの万能翻訳コンニャクみたいな機械を開発中だから俺がいなくても調査できる日は近いであろう。
次は新大陸編です




