第40話 帝国と民主の接触
祝40話です
――――ヘリ空母・かが艦内
「こちらにお入り下さい」
「ありがとう」
俺や川崎大佐達は飛行甲板から『かが』艦内の応接室に連れて来られ入室した。
「いずもと対して変わりませんね~」
「えっ!?」
轟と長瀬が驚く。この時俺はしまったと思った。俺たちがいる護衛艦隊にはいずもはいない。この時は本土にいたからだ。
「山上さん、いずもって今・・・」
長瀬が聞いてきたのに対し俺は轟に聞いた。
「轟海将。この『かが』っていずも型ヘリ搭載護衛艦の2番艦ですよね?」
「何故?それを?」
「包み隠さずお話ししましょう。何故自分がこの若さで1国の主をしていることやいずもを知っていることを・・・・・・・」
その後、自分が神様になったこと、完全に異世界の地球で1から日本を作ったこと、英国との戦争、この世界へ飛ばされてきたこと等々、かれこれ3時間近く話した。他のことは信じてくれたが神になったことは誰1人信じてくれなかったから、俺は飛行甲板にシートを引き実演した。実演の内容は川崎大佐が軍刀で俺の首を大勢の前で切り落とし、上からシートを被せ30分ぐらいたったくらいで俺が起き上がったら、あまりのことにショックで倒れる者もいれば直立不動で固まる者もいた。なんとか信じてはくれたが、本土の人たちにも見せたいと言われたがさすがに断った。血が周りに飛び散るのは別に構わないが、俺的には切られるとき痛いのだ。それもふまえて断った。
「轟さん、1度そっちの日本の総理ともお話しをしてみたいです」
「そうですか、では我が国の高野総理に伝えておきます」
「高野総理!?もしかして1つ前の総理って山本総理ですか?」
「そうですよ?まさか山上さん・・・」
「やっぱり・・・もしかするとそちらの日本はもしかすると俺が元々いた日本かもしれないです」
「なんと、山上さんのフルネームと住所や生年月日、教えてもらえませんか?こちらで調べておきますよ?本当に我々の日本があなたの故郷の国なのか」
「わかりました。ではお願いします。住所は――――」
色々とあったが日本帝国と日本国の接触は何事もなく終わった。
三笠を含む艦隊は硫黄島に戻り、俺は35に乗って一路本土に全速で戻った。
これからもお願いします




