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第32話

すいません。いろいろと考えた結果異世界に飛ばしました。

――――――――時はさらに進み皇紀97年2月・・・

異世界に日本が飛ばされ1ヶ月が経とうとしていた。日本帝国、全国民1人も欠けずに異世界に転生出来たのは全国民の協力もあって確認された。日本は転生後すぐに用意していた偵察衛星を鹿児島の種子島から打ち上げた。わかったことはこの世界は元いた地球の5倍近い大きさの惑星であること、惑星の70%が海であること、日本の周りは周囲1万キロ近く島が無いこと。そして東の海に大きな霧が発生しており、その霧は惑星をリング状に囲むように発生している。

衛星で確認したところ日本から見て東側(霧の先)の大陸でも西側の大陸でも戦争が起きているらしい。そして日本は中立の海に出現したということである。ちなみに北及び南には大陸は存在していない。東側と西側の大陸だがどちらも地球のユーラシア大陸の3倍近い大きさがあると確認された。

この日、日本海(日本から見て左側の海の名前を日本海としました)を3隻の航空母艦が洋上訓練中だった。この世界に来て練習空母として急いで作られた大鷹型航空母艦の1番館大鷹・2番館雲鷹・3番館冲鷹である。3隻とも元は日本郵船の客船だったが日本海軍が買い取ったのだ。そのうちの1隻大鷹から発艦した練習機の航空兵が不審船を見つけすぐに母艦に知らせた。

「練習機3号から入電です」

入ってきた通信兵に臨時艦長が聞く

「どうしたんだ?」

「本艦の南、80kmに不審船を確認。不審船は漂流している模様。以上です」

「南に80ってことは・・・一番近いのは佐世保だな。すぐに確認に向かわせるよう頼んでくれ」

「わかりました」


――――長崎・佐世保から西に50km

知らせを受けた峯風型駆逐艦の汐風が到着、捜索をしていた。

「艦長!4時の方向に不審船を確認しました」

「どれどれ・・・あれか、よし艦を不審船に向かわせろ」

「はっ!」

―――30分後―――

不審船は汐風より少し小さい大きさだった。

汐風は不審船の右側に接舷、武装兵、5人を乗り込ませた。

「隊長!甲板には誰もおりません!」

「わかった。前と後ろに入口がある型か・・・よし、二手に分かれるぞ!高橋・神山・有馬の3人は前の入口へ、俺と中村は後ろの入口から入るぞ!」

「「「「了解」」」」隊長である中島少尉の命令で隊は二手に分かれた。

高橋ら3人は中に入り奥に進んだがただの倉庫だったらしく誰もいなかった。彼らが戻ろうとしていた時、隊長である中島たちはある部屋にたどり着いていた。

「隊長、部屋から明かりが漏れています。(ヒソヒソ声で)」

「どうやら目的地はここの様だな。壁に貼り付け。いちにのさんで開けるぞ」

「はい・・・・・」

「いち、の、さんっ!!」

ドアがバン!っと開かれた。部屋には8人の男女が倒れていた。

「おい!しっかりしろ!大丈夫か!?」

8人は衰弱はしていたものの生きていた。

「隊長!全員生きています!ですが、全員衰弱しきっているみたいなのですぐに病院に運ばないと!」

「わかった!すぐに艦長に連絡する!」

―――15分後―――

8人全員を甲板に連れだして待っているとどこからともなく飛行機の音が聞こえてきた。

「あ、あれは!?隊長、もしかしてあれは!?」神山が叫ぶ

「そうだ!こういう海上に漂流者等がいた場合すぐに救助できるようにと海軍航空技術廠が作り出した九七式飛行艇だ!車輪が格納式になっているから陸上基地にも着陸できるんだ」

そんなこんなで不審船左側に接舷した飛行艇に8人を乗せ、飛行艇は一路、長崎飛行場に向かった。

また近いうちに更新します。

あと異世界に来てから兵器を大幅に増やしました。詳細はまた後日

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