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第28話

――――日本・皇居

俺は客間に待たせている米国外交官に30分遅れて会いに行った。

なぜ遅れたかって?自宅でゲームしてたんだよwww

「遅くなりまして申し訳ございません。私がこの国のか・・・いえ、国王・山上弘一です」

外交官たちはこれまた驚いていた。

「御若いですが御歳はいくつですか?」

早速難題の質問をしてきた。さすがに不老不死ですなんて言えない・・・

「えっと、30になります」とりあえずある程度、誤魔化した。

「30ですか・・・前国王殿は大変すごかったのではないですか?ここまで国を発展されたのなら」

そうきたか・・・。初代国王が俺なんだが・・・・。ここはいさぎよく、

「いえ、初代は私です」

「は!?ご冗談を?ここまでの軍事力や国を発展させるには早くて50年くらいかかるでしょう?」

長くなりそうだからなんとかしないと。

「説明をしますと長くなりますのでこの話は後程ということでよろしいでしょうか?そろそろ本題に・・・・・」

「そうですね・・・。すいません。では本題に移ります。我々がこの国に来た目的は我が国の総統からのお手紙をお持ちしました、こちらです」

俺は差し出された、手紙を読んだ

「こ、これは・・・」

そこに書いてあった内容は以下の通り


米国から日本国に対する要求

1、日本は軍事力を持つことを禁止すること

2、日本は全ての技術を我が国に献上すること

3、日本は我が国の一部になること


上記に従えない場合、強硬姿勢を取る。


全て読み終えた俺は米外交官に一言

「そちらの国の総統殿に伝言を伝えてもらえませんか?」

外交官は笑顔で言った。「なんでしょう?」

「要求には答えられないなぁ」

「なんと!?」外交官はまたしても驚愕した。

「拒否してもよいのですか!?ブリテンを潰したくらいで我が国に勝てるとは限りませんよ?それでも拒否しますか?」

「拒否します」

「わかりました。それでは我々は早速、国に戻り総統にこれを伝えさせていただきます。失礼」

外交官たちは鼻で笑いながら部屋を後にした。そしてその日のうちに横浜に待機中の船に乗り帰っていった。

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