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第21話

久しぶりに更新

――――日英戦争終結から1週間

この世界からグレートブリテン王国(英国)という名前の国は消えた。

降伏後英国は日本に占領され3日後、正式に日本領になった。

正式名称は『日本国ブリテン特別自治区』である。なお、ここはもう国ではないので女王はいない。ではアンはどうなったのかというと特別自治区の長として頑張っている、ただし前みたいな宮殿には住んでいない。それでも元女王が古びた一軒家に住まわせるのもどうかと思って小さめの豪邸に住んでいる。もちろん執事のポールも一緒であるが・・・メイドなど当時の召し使いたちはいない。

住んでいるのはポールとアン、それから護衛の元近衛兵2人のみである。

ちなみにアンの仕事は市民の監視である。

反乱を起こそうとしている者がいないかとかそれを見つけるだけの仕事、見つけたら日本本国に連絡をし自治区に駐屯している鎮圧部隊(軍)にやらせる。


ちなみに元英国兵のほとんどが日本軍の兵士になったのだがほぼ全員が「日本の飯はうまい」と言っていた。


――――終戦から1ヶ月後・日本本国

この日俺は御前会議に参加していた。

「みんなに話がある。」

構成員である陸海軍大臣や参謀総長はじっと俺を見て「はい」と言った。

その返事に俺は口を開いた。

「英国侵攻はご苦労であった。この機会に我が国の国名を変更しようと思うのだがどうだろう?」

構成員はざわついた。

「陛下、国名を変えるとはいったいどうして?」

「我が国は英国を吸収し、多民族・多人種・多宗教を内包しつつも大きな領域を統治する国家になった。つまり、普通の君主制の国家では無くなったのだ。」

構成員の皆は「なるほど~」と頷いた。

「では陛下、これからのこの国の名前は?」

「うむ。発表する。新しい国名は『大日本帝國』である。」

一同沈黙・・・

「何故、帝国ですか?」

海軍大臣の坂本大将が聞いてきた。

「帝国とは皇帝が統治する国家。すなわち、日本の皇帝は陛下である俺・・・。そして英国を吸収した日本はこれからどんどん大きくなる。そういうわけで大日本帝国にしたということだ。最終的にはこの星の名前を大日本帝国にするつもりでいる。」

構成員は全員拍手し御前会議は終わった。

国号の変更は新聞やラジオ等を通じて世界の隅々まで広がった。


そしてここに侵略国家、日本が誕生した。

毎週日曜日になんとか更新できそう・・・

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