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第20話

すいません遅くなりました。

――――英国・セント・ジェームズ宮殿

外から聞こえる爆音や轟音に驚きながらもそろそろ来るであろう報告を今か今かと待つアン女王とそれを見る護衛の兵(近衛兵)

すると英国陸軍大臣が大慌てで女王のいる部屋に入ってきた。

「おお、大臣!その慌て方は我が軍が敵を押し返しているのかな?」

だが、その大きな期待は大きく崩れ去った・・・

「女王陛下・・申し訳ありません!降伏してください!」

その言葉にアンは怒り狂った。

「なんですって!?もう一度行ってみなさい!大臣!・・・」

「ですから、降伏を・・・」

「この私が降伏ですって!?このグレートブリテン王国が負けるとでも!?ふざけるのもいい加減にして!!」

「ですが、我が軍の損害は大きくなる一方です!見たこともない地面を走る鉄の馬(戦車)や空を飛ぶ鉄の鳥・・・挙句にはどこからともなく飛んできた砲弾によって周りにいた兵士はそのほとんどが消し飛びました・・・」

「最新の装備を持ったライフル兵はどうなったの?」

「全く役に立ちませんでした・・・、敵もライフルを持っていたのですがどうやら連射ができるうえに射程も長くこちら側は全く歯が立ちません・・・」

「・・・・・・・残っている兵の数は?」

「残っている兵士が残り10万、そのうちまともに戦える兵士が6万ほどです」

「残り10万の兵士は?」

「敵の攻撃により消し飛びました。下半身がなくなった者・足だけ残して消し飛んだもの、様々です・・・」

その時アンが長い沈黙の後、口を開いた。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・敵に会ってみるか。」

「は?今なんと?」

「敵の大将に会ってみようと思う」

「それは危険です!女王陛下にもしものことがあったらこの国はどうなるのですか!?」

「大丈夫でしょう。一国の王が会いたいと言うんだ。この国の女王はすごいと思わせられる、敵に手紙を出しなさい!」


――――ポーツマス港日本軍司令部

「総司令・・・書状にはなんと?」

アン女王からの手紙を預かって持ってきた高野陸軍曹長が俺に聞く・・・。

「ほう。アン女王直々に俺に会いに来るそうだ。どうやら相手は俺がただの侵攻軍の大将だと思っているらしい。」

「一国の女王がですか!?」

「全軍に通達!攻撃中止!!」

「了解!」

ロンドン攻防戦が始まって6日、攻防が止まり、ロンドン市内は静かになった。


――――セント・ジェームズ宮殿・中庭

空は雲一つなく晴れていたので中庭で会談を行った。

「グレートブリテン王国、女王のアン・スチュアートです。あなたが侵攻軍の大将ですか?」

「はい、私の名前は山上弘一。侵攻軍総司令兼日本王国国王です」

「は?国王!?」

「はい、いかにも私は日本王国の国王です」

「もしかして今の今まで軍の指揮を前線でとっていたのは・・・」

「私です。」

アン女王は理解できなかった。なんせ、一国の王が前線で軍の指揮をとっているなんて・・・

そして会談は3時間に及んだ。会談内容は戦争になった理由とかそういうことである。そして最後は英国の降伏でこの世界の日英戦争は終結した。

今、仕事が繁忙期に突入したので更新が予定通り進まない現状です。

申し訳ないです。

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