表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
もう一度妻をおとすレシピ 第4冊  作者: 奄美剣星
Ⅳ 資料
79/100

資料/鉄道員の業務1/2 ノート20160712

資料/鉄道員の業務1/2 ノート20160712


 鉄道員の構成はまず「事務職」と「現場」に分かれる。

 「事務職」は、事務職と総合職からなる。職場は本社・死者など、総務・経理・人事、営業・広報、事業計画、流通・レジャーに携わる、いわゆるスーツを着た、ホワイトカラーだ。

 「現場」はブルーカラーである一鉄道係員が携わっている。業務内容は国交省省令で基本が定まっている1900年制定の「鉄道営業法」に準じている。鉄道会社は鉄道係員の服務規程、運転士の免許資格、制服着用の義務が決められている。「鉄道営業法」を受けて「鉄道係員職制」という国土交通省の省令が定められ、条文に従って服務が規定されている。「鉄道係員職制」により、鉄道係員は大きく、運輸、工務、電機、車両の四つに分かれている。運輸係員には、運輸長、駅長、運転士、車掌があり、利用客・貨物輸送サービスに直接携わる。工務係員には、保線係、営繕係があり、線路の保守点検や線路以外の施設管理・修繕に携わる。電機係員は、変電係、信号係、通信係があり、変電所など電気供給施設、信号、無線といった通信手段の保守管理に携わる。車両係員には、検車係があり、車両の管理、保守、修繕を担当する(P42-44)

 これら四つの職掌、運輸、請う工務、電機、車両の順を追って述べたい。

 第一に「運輸係員」からだ。

 鉄道係員職制のうち、第二条で、「鉄道につぎの運輸に関する業務を行う係員又はこれに相当する係員を置く」とし、運輸係員の種類を定めている。運輸長、駅長、営業係、構内係、踏み切り保安係、運転区長、運転士、車掌区長、車掌、運転指令の十種から構成されている。

 運輸長は鉄道の運輸部門のトップで、運輸部門の駅長、運転口調、車掌区長、運転指令を管掌する。

 駅長は、営業窓口・拠点としての運行を管理する役割を担っていた。しかし自動券売機・自動改札機の普及によって、運行管理は拠点駅で一括管理し、複数の駅を管理することが可能となった。出先の小駅は無人駅が多くなった。こういう拠点駅―複数の小駅からなるネットワークを「管区」といい、管区の長が駅長というふうに変化した。

 営業係は「駅員」のことだ。切符の発売や改札・集札で直接利用者に応対する。最近では駅の児童かされた機械の日常的な管理・案内業務の比重が大きくなった。

 構内係は、列車の運行管理面では駅長の指揮かにある仕事で、かつては信号やポイントを動かす転てつ機を扱っていたのだが、現在は大半が自動化されたため、列車の連結・切り離しが業務となった。

 踏切保安係は、法令で定められてはいるが、踏切遮断機が手動であった時代の職掌で、それが自動化される一方で線路自体が高架化・地下化された現在は、係員駐屯の踏切はほとんどなくなった。

 運転士は列車を運転する。これを管掌するのが運転区長だ。

 運転指令は、運転指令所に詰め、列車の運行を監視・管理する職掌で、ダイヤが乱れるとさまざまな支持をだす。

 第二に「工務係員」だ。

 工務係員は公務部に属している。総括責任者は工務長と呼ばれ工務部長が任に当たっている。線路と鉄道設備を管理している。公務係員の職掌は大きく保線と営繕に分けられる。

 保線は線路の保守・管理・点検・修繕を扱う。広範囲にミリ単位で管理する。統括責任者の保線区長の下に保線係がいる。

 営繕は、線路と電気設備意外の鉄道事業に必要な設備の保守・管理・点検・修繕を担う。保線と同じように、営繕区長の下に営繕係がいる。駅舎・ホームの設備が担当範囲だ。

 第三に「電機係員」だ。

 都市部の旅客・貨物輸送は架線から供給される電気によって走る電車によって行われ、信号もこれに頼っている。これに関わる業務は電機係員が担当している。電機係員含まれる係員は、電機長、変電区長、変電係、電路区長、電路係、信号区長、信号係、通信区長、通信係、電力司令の十種で構成される。

 電機超は、運電気分門の統括責任者だ。車両電気部が電気を管轄しているので、その部長が法令上の電機長としての職務を行っていることになる。そして車両電気部の下に電力課があり、電機係員が所属する。

 電力会社から購入した電気は、変電所を通じて所定の電機に変換される。JRでは交流2・5万V(新幹線)及び直流1500V(在来線)が使用される。最終的に車両に供給される電力は、自社の変電所で返還されるのがふつうで、その保守・管理の責任者が変電区長、その下で変電係が業務にあたっている。

 変電所から供給された電力は、一般的には線路の上に張り巡らされた架線を通じて列車に供給される。その架線を保守・管理するのが電路係。電路係の所属部署の責任者が電路区長だ。

 現在では、鉄道の信号は電気によって動作するのがすべて。線路脇に立っているばかりではなく、新幹線や地下鉄など大都市圏の運転本数が非常に多い線区では、列車の運転台に表示されるものもある。

 鉄道の安全の基本となる、こうした信号を保守管理しているのが信号係。信号係の所属部署の責任者が信号区長だ。

 信吾だけではなく、万一の信号無視などに備え、事故を防ぐために、ATS(列車ぢどう停止装置)といった保安装置を設置することも、鉄道会社には義務つけられている。そうした設備の管理も信号係の仕事だ。

 線路を走っている列車と列車司令、あるいは保線係と保線区といったあいだの連絡は無線で行われるのが普通だ。鉄道の運行においては密な連絡が不可欠で、その保守・管理にあたるのが、通信係。通信区長によって総括される。

 電機に関わる日常的な指示は、電力指令から出されます。運転指令と同じように、電力の供給状況を監視・管理する仕事で、もし停電などの小姓が発生すると、さまざまな指示をだす。

 第四に「車両係員」だ。

 鉄道の車両も自動車などと同じく法令に基づいた定期的な点検を行い、安全に運航できることが確認されなければ旅客や貨物を載せて走ることはできない。鉄道会社では一般的にこうした点検は自社内の設備で実施している。

 日常の運転前点検は車両が所属している車両基地にて行われる、また器具類の運行前点検は、車両が所属している車両基地にて行われる。また機器類を外して綿密に行われる重要部検査、全般検査という名称の大規模な検査は、工場などと呼ばれる(会社により呼び名が変わる)施設に運び込んで行われる。小姓破損の修繕や必要に応じての車両の改造、場合によっては廃車となった車両の解体なども向上で行われる。まれに車両の製造そのものを自社の向上で行う例もあるが一般に鉄道会社のものは検査工場である。

 こうした車両の業務を担うのが「車両係員」で、業務を統括するのが車両長だ。車両電気部長がその任を行っている。車両の点検を担当するのが検車係、検車区長によって統括される。

 そして工場には工場長がおり、その指示を受けて修車係が工場にて、大規模な検査・修繕の業務にあたる。

.

 事務職の業務

 さて、ホワイトカラーの事務職だ。鉄道路線建設、高架化、地下化、複数の踏み蹴りを一挙に解消する「連続立体交差化」など都道府県市町村と連携する場合があり、鉄道会社の担当部署専門職員が先方と共同作業を行う場合がある。

 また、鉄道会社の最新型車両購入の際、一両二億円というものもあるので長期的な計画を立て、製造メーカーに発注する・

(P58-69)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ